Mastercardは17日のプレスリリースで、CBDC事業におけるパートナーシッププログラムを明かしました。
参加企業には仮想通貨のリップル社、ソフトウェア企業コンセンシスなど7社が挙がっています。
MastercardがCBDCプログラムを実用化すれば、世界的な経済活動のあり方が変わるかもしれません。
今回のプレスリリースについて、詳しく見ていきましょう。
要点
MastercardのCBDC事業とは
Mastercardは17日のプレスリリースで、CBDC事業に関するパートナーシップを明かしました。
リップル社をはじめ7社との提携を通し、利点や制限への理解を深める見通しです。
多くの世界的企業がWeb3へ関心を示すなか、MastercardはCBDCへアプローチをかけます。
しかし今回の発表時点で、具体的な計画はまだわかっていません。
今回の新事業において、MastercardはCBDC領域のさまざまなキーワードに注目しています。
プライバシーやセキュリティ、相互運用性などに注目する模様です。
顧客の安全性を確かめながら、決済システムを作れる可能性を確かめるのでしょう。
今回の発表をきっかけに、MastercardはCBDCでの新規顧客開拓に挑みそうです。
新しいシステムが実用化されれば、日本を含め多くの国で喜ばれるかもしれません。
Twitterでは以下の口コミがありました。
リップル社をはじめ7社がMastercardと提携
MastercardのCBDC事業では、さまざまな有名企業が協力します。
同社と提携するのは以下の企業です。
・コンセンシス
・フルエンシーなど
以上の3社を含め、計7社がMastercardのCBDCプログラムに加わります。
たとえばリップル社は、2023年5月にCBDCやステーブルコインを開発するためのプラットフォームを立ち上げました。
コンセンシスはソフトウェア企業で、最近はCBDC専用プラットフォームを実用化しています。
フルエンシーはトークン化資産ソリューションを扱い、これまで23のCBDCプロジェクトに加わりました。
このようにMastercardは、CBDC領域で実績のある企業と提携します。
世界的決済企業がCBDCに詳しい複数企業と手を組めば、どのようなシステムが生まれるのでしょうか。
MastercardはCBDCへの関心を強めている
Mastercardは最近、CBDCへの関心を高めています。
もともとは仮想通貨領域での活動が報じられていました。
しかし最近は、仮想通貨に関わる活動を縮小しています。
CBDCの方にさらなる将来性を感じているのでしょう。
以上からMastercardは、CBDC関連の活動を本格化させています。
たとえば2021年には、バハマでのCBDC対応プリペイドカードを発表しました。
2022年11月には、ニューヨーク連邦準備銀行とともにCBDC実証実験へ参加することがわかっています。
世界的なCBDCユーザーの増加を想定し、Mastercardがインフラ整備に乗り出すのでしょう。
今後の開発システムによっては、CBDCユーザーの生活に役立つかもしれません。
まとめ
世界的な決済企業であるMastercardが、CBDC事業のためにリップル社をはじめ7社と提携することを明かしました。
CBDC領域で実績のある企業と組み、利点や規制などを確かめる狙いです。
具体的な事業内容はわかっていませんが、新システムを生み出す可能性があります。
CBDCは世界中で、実用化の機運が高まっています。
日本でも実証実験が行われており、使いやすくするためのシステムが必要でしょう。
以上からMastercardのCBDC関連システムが、日常生活を変えるかもしれません。