直近でビットコインの「安全資産性(価値保存の手段)」が話題になっていますが、メディアの報道に対し一部の専門家からは反対の声も。
先日のダウ暴落でビットコインも下落したことから指摘されたようです。
要点
ビットコインは安全資産ではない?
It’s like maybe BTC is strong enough to swim in the pool right now but not in the ocean.
Maybe BTC can act as a safe haven when the VIX goes from 12-17 but acts risk on above 17.
Maybe BTC can rally with gold when its about tariffs but not when its about global growth slowdown.
— Travis Kling (@Travis_Kling) August 14, 2019
たぶん、BTCは今はプールで泳ぐのに十分なほど強く、海では泳げないようです。 BTCは、VIXが12〜17になると安全な避難場所になる可能性がありますが、17を超えるとリスクになります。
仮想通貨投資ファンドとして有名な「イキガイ」のトラビス・キング氏は上記のようにツイート。
ビットコインはVIX指数が17までは安全資産として機能するが、18を超えるとリスク資産として売却されると指摘しました。
VIX指数・・・恐通指数。この数値で市場のリスクを把握することができ、株式市場などが下落した際は上昇する。市場のリスクを把握する上での世界共
これは、14日にダウが800ドル安を記録した際、ビットコインもともに下落したことから指摘されているようです。
また、直近で金融市場が不安定にも関わらず、ビットコインの上値が重いことで専門家の間で議論されていることでもあります。
ビットコインは安全資産か否か
直近で話題になったビットコインの「安全資産性」ですが、キング氏が指摘するように、完全な安全資産かと問われると議論の余地はあるでしょう。
ただし、ビットコイン=「安全資産ではない」と判断するのも時期尚早で、その点についてはまだ誰も判断できません。
金の取引と比較すると、ビットコインの歴史はまだ浅く、新興資産であるのは間違いないこと。
そのため、ビットコインが安全資産として機能するかは、今後多くの金融市場の混乱の際、買われるのか・投資家の間で認知が広がっていくのかをみてみないとわからないことでもあります。
まとめ
仮想通貨投資ファンド「イキガイ」のキング氏は、15日にツイート。
それによれば、直近でビットコインは、VIX指数が17までならば安全資産として機能しますが、それを超えるとリスク資産としてみなされると興味深い指摘をしました。
ビットコインの安全資産性については、今後長い取引の時間も必要になるので、VIX指数などの相関性については今後長きに渡るテーマとなるかもしれません。