家計簿アプリで有名なマネーフォーワードが仮想通貨交換業へ参戦することが明らかになりました。
すでに金融庁への登録は済んでいて、年内に登録と口座開設を目指すとのことです。
要点
・有名フィンテック企業が仮想通貨業界へ参戦
家計簿アプリや会計ソフトで有名なマネーフォーワードが仮想通貨界へ参入。
それにより、仮想通貨市場の盛り上がりが期待できます。
・既存のビジネスモデルではない新しい取引所
高い手数料で収益を上げるのではなく、仮想通貨を使い会計サービスの売上向上を目指します。
今までにない仮想通貨取引所となる期待があります。
目次
マネーフォーワードが仮想通貨事業へ参戦
マネーフォーワードが仮想通貨事業へ参戦することが判明しました。
すでに日経新聞でも報じられています。
家計簿アプリなどを提供するマネーフォワードは23日、仮想通貨の交換業に参入すると発表した。仮想通貨の取引データの提供や、決済に充当できる他社のポイントとの交換も検討する。決済データ管理などで培ったセキュリティー技術を活用。投機的な通貨取引と一線を画し、実際の商取引に基づく仮想通貨の利用者を取り込む。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28694110Y8A320C1000000/
マネーフォーワードとは?
マネーフォーワードは家計簿アプリや会計ソフトで有名なフィンテック企業です。
その中でも有名なのが、会社名と同じ「マネーフォーワード」という家計簿アプリであり、ユーザーは650万人に上ります。
その他にも企業向けの会計ソフトや、メディアサービスを行っている会社です。
サービス開始時期は?
報道によると、すでに金融庁の登録をすませ、年内に口座の登録と取引所の開設をするとのことです。
子会社であるマネーフォーワード・フィナンシャルは今夏に新しい仮想通貨ウェブメディアを作るとのことです。
明確な時期については、そのメディアでもアナウンスされるはずなので、まずはそちらに期待したですね。
マネーフォーワードのサービス内容は?
発表されている内容だと、マネーフォーワードの仮想通貨業は、既存の取引所と違うようです。
マネーフォーワード・フィナンシャルの神田潤一社長は以下のように語っています。
お金のあり方を変えたい。仮想通貨のメリットは場所や時間、ツールを選ばずにさまざまな価値を交換できることにある。そうしたサービスをユーザーに提供していきたいという意識を表現した。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00010003-newswitch-ind
発表からわかる内容でまとめると
①投機目的の取引所ではない
②マネーフォワードといった既存のサービスとの連携
③取引手数料に頼らないビジネスモデル
以上3点です。
投機目的の取引所ではなく、決済重視の取引所
取り扱い通貨はビットコインやイーサリアムですが、主なサービスはFX取引のような差益売買ではないようです。
以下のようなサービスで既存の取引所との差別化をはかります。
マネーフォワードといった既存のサービスとの連携
報道によると「家計簿アプリを20社の交換事業者の取引データと連動させ、仮想通貨専用の損益計算で確定申告をしやすくするサービス」も検討しているとのことです。
また、時期は不明ですが、ゆくゆくは送金・決済もふくめたプラットフォームを目指すとのこと。
米国ではすでにサークル社やupholdというサービスがありますが、売買から送金、決済までできるアプリがリリースされたら便利ですね。
手数料に頼らないビジネスモデル
マネーフォーワードは、あくまで仮想通貨の売買による手数料で収益をあげるのではなく、これらのサービスで既存のサービスの売り上げ向上を目指すとのこと。
仮想通貨の利用を促進させることで、家計簿アプリや会計ソフトの売り上げをあげるということですね。
まとめ
注意点は、これらの内容は、発表段階のもので、確定したサービスではないということです。
まずは、今夏にリリースされる仮想通貨情報メディアからの情報を待ちましょう。
そして重要なのは、マネーフォーワードは売買がメインより、決済や送金に力を入れた仮想通貨プラットフォームということ。
まずは、開設1年で300万人の利用を目指すとのことです。まだ仮想通貨を取引していないマネーフォーワードの顧客が仮想通貨市場に参入するのも期待できます。
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