先週のイーサリアムとリップルは、明暗が分かれました。
イーサリアムは伸び悩んでレンジ相場にとどまっています。
一方でリップルは、1週間上昇を貫きました。
今後の価格予測とともに見ていきましょう。
要点
先週のイーサリアム相場まとめ
先週のイーサリアム相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、総合的にレンジ相場でした。
週前半の価格上昇は、やや印象に残ります。
3日の始値が18万3872円に対し、6日の終値が19万3031円でした。
この間の上昇率は約5%です。
しかし7日から8日は、値下がりが連続しています。
8日の終値は18万7850円に戻りました。
20万円に到達しそうでできない状況です。
このようにイーサリアムは足踏み状態が続いています。
今後は大台突破の決め手がカギになります。
先週のリップル相場まとめ
先週のリップル相場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所における日足チャートでの検証です。
先週のリップルは、1週間ずっと陽線でした。
3日の始値は64.877円です。
しかし8日の終値は73.521円になりました。
この間の上昇率は約13.3%です。
9日も記事投稿時点で終値未確定ながら、大きな価格の伸びを見せています。
このようにリップルはイーサリアムと違い、勢いが目立つ状況です。
今回の上昇トレンドはどこまで続くでしょうか。
今後のイーサリアムとリップルの価格予測は?
今後のリップルは短期的な反動に注意ですが、しばらくは上昇トレンドが続きそうです。
一方でイーサリアムも、上昇トレンド転換のサインが見られます。
ここでは2銘柄について、最近の日足チャートを移動平均線つきで見ていきましょう。
まずはイーサリアムについて、5日と25日の移動平均線つきの日足チャートをチェックします。
ここでは短期の5日分が青線、25日が赤線です。
イーサリアムは、青線が赤線を下から突き抜ける「ゴールデンクロス」のチャンスです。
ゴールデンクロスが起きると、しばらく価格上昇が続くサインになります。
ここでは長期の赤線が下がり、青線に急接近しました。
今週の初めあたりに、日足で値上がり決着が複数回起きれば、ゴールデンクロス成立でしょう。
長期の赤線が下降を続けるなか、青線は少しずつ位置を上げてきているので、クロスは間近でしょう。
以上から今週のイーサリアムでは、力強い価格上昇に期待してください。
続いてリップルも、移動平均線つきのチャートで再チェックしましょう。
リップルは長期の赤線を、青線が大きく上回る状態が続きます。
とくに上昇トレンド中の9月中旬から、リップル社の裁判進展が影響を与えているようです。
9月13日にはリップル社が米SEC(証券取引委員会)との裁判で、略式判決を申し立てました。
9月30日には、SECの異議申し立て却下が起きています。
リップルが裁判を有利に進めている状況が、買い注文の殺到を呼んでいるのでしょう。
このようにリップルは、短期的に反動による下落こそありますが、週や月単位では価格を伸ばし続けそうです。
まとめ
今週のイーサリアムはレンジ相場でしたが、もうひとつ決め手があれば上昇トレンドが決まりそうです。
これまでは大型アップグレード「The Merge」特需の一服により、相場が伸び悩んだ印象でした。
しかし特需一服の影響が過ぎ去った今、ゴールデンクロスで再び上昇トレンドを手にしそうです。
一方のリップルは、開発会社の裁判進展もあり、順調に価格を伸ばしています。
今週も力強い価格上昇に期待しましょう。
以上から今週のアルトコイン市場は、イーサリアムやリップルを中心に需要が高まりそうです。