先週のリップル相場を紹介します。
2月28日から3月1日の伸びが目立ちましたが、元の水準に価格が戻ってしまい、レンジ相場の様相です。
先週全体を通してみれば、85円前後の攻防が続いています。
最近のリップルの市況をまとめました。
こちらを読めば、今後の価格予測の参考になるでしょう。
要点
先週のリップル相場はどうなったのか?
先週のリップル相場を見てみましょう。
GMO販売所における日足チャートで紹介します。
先週のリップルは実質的なレンジ相場でした。
2月28日~3月1日の価格の伸びが目立ちます。
28日の始値は82.257円、1日の終値は88.943円でした。
その間は約8.1%の伸び率です。
しかし2日から4日に3日連続で価格を落としました。
2日始値が88.941円に対し、4日の終値が81.361円になっています。
その間は約9.3%の下げ幅です。
以降も価格が上がったり下がったりの様相で、レンジ相場が続きます。
ウクライナ情勢の影響を受けるも、価格の幅が小さめ
先週のリップル相場は、ウクライナ情勢の影響を受けたことがうかがえます。
しかしビットコインよりも価格の上下幅が小さくとどまりました。
ビットコインの先週の値動きを見てみましょう。
2月28日始値が435万1194円に対し、3月1日の終値が502万3274円でした。
この間は約15.4%の上げ幅です。
しかし2日の始値が502万3242円のところ、値下がりが連続しました。
6日の終値が442万7004円になっており、約13.5%の下げ幅です。
価格上昇時はリップルよりも大きな上げ幅でしたが、下げ幅も広くなっていました。
以上からリップルはビットコイン相場の影響が最小限にとどまっています。
今後のリップルの価格予測は?
今後のリップルの動向は、以下の2つのポイントに気をつけてください。
・長期的には、リップルの送金システムとしての利便性
10日にCPI(消費者物価指数)、16日には新しい金利発表と重要情報が相次ぐ点に気をつけてください。
最近のリップルはビットコインと違った値動きを見せていますが、経済指標ではこれまでどおりに大きな影響を受ける可能性があります。
リップルは米の会社から中央集権的な管理を受けているため、アメリカの動向に左右されるかもしれません。
これから買いや売りをするなら、アメリカの経済指標の発表を見ながら慎重に動いてください。
多額の購入やポジション形成は避け、少額で様子を見るのがおすすめです。
少なくとも3月までは経済指標のせいで、大きな値動きを見せるかもしれません。
また長期的には、リップルの利便性アップを見据えて保有を続ける戦略が推奨されます。
先週の3月1日には、国際送金サービス企業のTriangloが、リップル社のODL(オンデマンド流動性)が使えることを明かしています。
リップルの送金システムが本格的に稼働したことで、将来性が高まったかもしれません。
Trianglo社の発表は1日だったので、こちらへの高評価が市場に影響を与えた可能性があります。
先週のリップルは、価格下落時の幅がビットコインよりも小さかったからです。
今後も送金システムとしての利便性が評価されれば、独自の値動きを見せるかもしれません。
まとめ
先週のリップルはレンジ相場にとどまっています。
ビットコインほどの激しい値動きがなかったため、今後も独自の価格変動を見せる可能性があります。
今後はリップル社の拠点であるアメリカで経済指標の発表があるため、不安定な相場になるかもしれません。
以上を考えて短期的な投資行動には、ポジション形成後の相場急変動に気をつけてください。