先週のリップルは、価格の急落と急騰の両方がありました。
しかし急騰をきっかけに、トレンド転換も見えてきそうです。
不安定な相場に見えますが、転換期のサインとも読めます。
最近のリップル市場で起きていることをまとめました。
要点
先週のリップル相場まとめ
先週のリップル相場を確かめましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
先週のリップルは、急落と急騰が1回ずつありました。
まず11日の急落では、始値が94.265円のところ、終値が86.680円まで落ちました。
この間の値幅は約8.8%です。
一方で15日の急騰では、始値が89.205円のところ、97.785円まで伸びました。
上げ幅にして約9.6%です。
急騰時の値幅が大きく、下落トレンド時の高値の限界線を超えました。
ここ3日は急騰の反動が見受けられますが、トレンド好転の兆しが見えています。
11日の急落の要因は?
11日のリップルの急落は、ビットコインやイーサリアムの市況につられたものと考えられます。
まずはビットコインの日足チャートを見ましょう。
11日の始値が532万4640円のところ、同日終値は496万4384円まで下がり、約7.3%の下落です。
次はイーサリアムです。
こちらも11日は始値が40万4760円のところ、終値が37万1399円まで下がりました。
この間は約9%の値下がりです。
この時期はアメリカにおける長期金利の上昇が問題になっており、経済活動の萎縮が見られました。
その影響でビットコインやイーサリアム、リップルが軒並み下落したようです。
15日の急騰は訴訟での優勢が要因か
リップルは15日に急騰を見せました。
ビットコインとイーサリアムも同日に日足では値上がりしましたが、リップルよりも幅は小さい状況でした。
その背景として、リップルが受けた訴訟進展に対するブラッド・ガーリングハウスCEOの言及が挙げられます。
15日にCointelegraphが報じました。
ガーリングハウスCEOは、現在リップル社がSEC(米証券取引委員会)から訴訟を受けている裁判について、想定よりうまくいっていることを明かしました。
リップル社が手がける仮想通貨XRPについて、SECは未登録証券のまま売られた違法商品としており、2020年に同社を起訴しています。
裁判の行方をめぐるCEOのポジティブな見解が、相場を急上昇させたのでしょう。
15日の上げ幅は大きいため、これから上昇トレンドに結びつく可能性もあります。
CEOの言葉は、投資家の安心につながるでしょうか。
今後のリップルの価格予測は?
今後のリップル市場について、トレンド好転の可能性を考えてください。
GMOコイン販売所の日足チャートに、5日と25日の各移動平均線を当てはめたものを見てみましょう。
青が5日、赤が25日の線です。
15日の急騰があったあたりで青線が上向きに変わりました。
赤線は緩やかに下がりはじめ、短期の青線が下から突き抜けるゴールデンクロスが近づいています。
クロス成立で上昇トレンドが長引く可能性があるので、そこが買いどきでしょう。
以上からリップルでは、トレンド転換の材料が見えてきました。
まとめ
先週のリップルは不安定な相場でしたが、ここから上昇トレンドに変わる可能性があります。
移動平均線によるゴールデンクロスが近づいているからです。
さらに社会情勢の面でも、裁判の進展が良好であることがCEOから明かされました。
リップルにとっての好材料が揃っているので、これから投資家たちの強気心理が広がるでしょう。
このタイミングでリップルの買い注文を決めてもよさそうです。