米リップル社は13日のプレスリリースで「Ripple Liquidity Hub」の提供開始を発表しました。
法人向けのサービスであり、仮想通貨の流動性確保を目的としています。
これにより仮想通貨を扱う企業が、資産調達や管理をスムーズにできるでしょう。
Ripple Liquidity Hubの概要とメリットをまとめました。
要点
Ripple Liquidity Hubとは
Ripple Liquidity Hubとは、リップル社が提供する流動性サービスです。
24時間365日利用できます。
主に取引所やマーケットメーカー、OTC(店頭取引デスク)などが仮想通貨を最適価格で調達できる状況を目指します。
こうした企業の経営安定化につながれば、業界発展のきっかけになるでしょう。
発表時点では、以下の銘柄の流動性を得られます。
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ライトコイン(LTC)
・USDC
・USDT
リップル(XRP)は対象に入っていません。
しかし発行会社によると米国の規制次第としており、SEC(米証券取引委員会)との裁判の結果次第で採用が決まるのでしょう。
いずれにしても仮想通貨の流動性を確保できるサービスは、企業の適切な取引提供を促すでしょう。
Twitterでは以下の口コミがありました。
Ripple Liquidity Hubのメリット3つ
Ripple Liquidity Hubには、以下の3つのメリットがあります。
・仮想通貨の管理の簡略化
・最適な価格設定や安定性で、価格変動の影響を抑えられる
それぞれの詳細を、以下で確かめてください。
最初のメリットはAPIのおかげで手軽に利用できることです。
APIはシステム同士をつなぐ接点です。
API提供者はソフトウェアに対して窓口を作ります。
これにより外部のアプリとのコミュニケーションが可能です。
つまりAPIのあるシステムは、あらゆるユーザーによるスムーズなアクセスを促します。
Ripple Liquidity Hubでは、リアルタイムでの仮想通貨相場や、流動性を簡単に共有できるでしょう。
取引所やマーケットメーカーにとっては、好きな時間に仮想通貨を仕入れやすくなります。
このようにAPIによって、あらゆる企業がRipple Liquidity Hubへ簡単にアクセスできるのです。
次のメリットは仮想通貨管理の簡略化です。
企業は外部から仕入れた仮想通貨を、顧客資産と分けて管理しなければいけません。
従来の管理システムによっては、アクセスや資産移動操作などが複雑でした。
しかしRipple Liquidity Hubでは、このような問題を解決できます。
管理システムがシンプルだからです。
デジタル機器の操作に慣れていない社員でも、スムーズに管理できます。
Ripple Liquidity Hubでは、スマートな操作システムが評価されるでしょう。
最後のメリットは、価格変動の影響を抑えられることです。
最適な価格設定や安定性で、仮想通貨調達時にコストが高くなるリスクを抑えられます。
このようなしくみが、企業を安心させるでしょう。
最適な価格設定は、仮想通貨にとって重要です。
仮想通貨は日によって、大幅な値動きを示すからです。
変動の影響が小さければ、企業による調達や運用などのコストを安定させられます。
価格に関する安定的な運用も、利用する企業にとっては安心できるでしょう。
まとめ
リップル社が仮想通貨の流動性サービスRipple Liquidity Hubを提供開始しました。
仮想通貨取引を扱う企業は、調達や運用の最適化を望めます。
以上から流動性サービスは、市場の発展につながるでしょう。
Ripple Liquidity Hubは、使いやすさが魅力です。
仮想通貨管理やアクセスの簡略性が見られます。
このような使いやすさも相まって、仮想通貨業界を前向きに変えるきっかけになるでしょう。