先週からのリップルは25円前後を行ったり来たりの様相です。一時は3日連続の下落で相場を落としながらも、直後に回復を見せるなど、一進一退の動きです。
一方で先週のリップル関連ニュースは、Amazonでの一部決済に使えるようになるなど、世界的な広まりがうかがえます。
最近のリップル市場と関連ニュースから、今後の情勢を考えます。
要点
現在リップル市場は25円前後で一進一退の状況です。しかしAmazonでの一部決済や永久先物の取り扱いが始まるなど、世界的な使い道は広まる一方です。
リップル市場はレンジ相場の最中
出典: https://cc.minkabu.jp/pair/XRP_JPY
以上が最近のリップルの日足チャートです。
23~25日にかけての3日連続下落がありましたが、その後26~27日にかけて2日連続で回復しています。
総合的に見れば25円前後でのレンジ相場と結論づけられます。
今月のリップルは1月6日に始値20.930円から終値24.124円、14日の始値23.133円から終値25.557円と二度にわたる価格急騰がありました。
先週は一度危うい場面がありましたが、最終的には二度の価格上昇がもたらしたアドバンテージを保った形です。
このままリップルが1月上旬からの勢いを守りきれば、昨年11月10日以来の1XRP30円超えも考えられます。
先週からのリップル主要ニュース
先週はリップルの革新的な活動を裏付けるようなニュースが相次ぎました。その代表例を2つ紹介します。
これらのニュースが今後のリップル市場のカギを握るかもしれません。
Amazonでの決済にリップルが使える
1月20日、米国のブロックチェーン決済システム「BitPay」が、リップルを近日中に採用予定と発表しました。
米国のユーザーはBitPayを通せば、リップル払いでAmazonギフトカードが買えるとのことです。
またBitPayを通してのギフトカード購入サービスは、バーガーキングやゲームストップなどの有名チェーン店でも行っています。
BitPayは日本語にも対応していますが、現在上記のサービスは日本では使えない見通しです。
米国で先行対応を行う予定であり、一定期間をおいたあとに各国へ規模を広げるとのことです。
同国ではリップル社の拠点であるなど仮想通貨関連の活動が活発なので、今回のニュースによる相場への影響も考えたいところです。
リップルでの取り扱いが始まった永久先物とは?
香港の仮想通貨取引所であるBitMEXは、新たな形式によるリップルの永久先物の取り扱い開始を発表しました。
1月31日から同所で、米ドル建てによるリップルの無期限先物取引がスタートします。
BitMexではすでにビットコイン建てによるリップルの無期限先物取引を行っており、リップルの取引パターンが増えたことになります。
従来の先物取引は仮想通貨の取引時期が先に決まっており、その日には必ず決済をしなければなりません。
ただし無期限先物取引は、ユーザーの都合で時期を自由に決められます。
決済のタイミングを10分後や5年後と希望するユーザーも現れるでしょう。
時期の制約を取り払ったリップルの先物取引は、相場全体にも影響を与えやすいと言えます。
まとめ
先週からのリップルはレンジ相場でありながら、世界的にはリップルの浸透度を示すニュースが複数ありました。
リップルの使い道が広がり続けている印象ですが、それがすぐに相場に影響するとは限りません。
ただしAmazonでの一部決済や無期限先物取引のスタートは、リップルへの注目度を高める可能性があります。
以上を考えると、ニュースの効果でリップルの相場上昇を考えている人は数か月~1年単位の長期保有を計画しながら買うとよいでしょう。
今後のリップルの動向に期待がかかります。