11月のリップルは長い下落トレンドで一時30%分も価値を落とすなど不調が見られました。しかし最近は相場に変化の兆しが見られ、価格上昇の可能性がうかがわれます。
リップルの現在の相場や先週報じられた関連ニュースなどから、今後の価格予測などを解説します。
要点
最近の値動きから11月の不調を脱したかに思われるリップル。12月の値動きを最近の関連ニュースなどから予測します。
目次
リップルは11月の長い下落トレンドを脱したか
こちらが最近のリップルにおける日足チャートです。
最近では11月6日に終値33.715円まで伸びていましたが、翌日から31.766円に下がったことを皮切りに下落トレンドへ入ります。
ネガティブなトレンドは終値23.672円を記録した25日まで19日間続き、6日から約30%もの下げ幅にいたりました。
ビットコインやイーサリアムなどの人気仮想通貨も11月は似たような値動きが見られ、そうした現象に引っ張られた可能性も否めません。
それでも11月はリップルにとって停滞の1カ月だったでしょう。
12月はリップルの相場上昇の兆し?
最近のチャートから、12月はリップルの価格が持ち直す可能性が高いと考えられます。改めて最近のリップルの日足チャートをご覧ください。
画像では26日から4日連続で価格が回復した後、12月2日まで3日連続で価格下落が見られ、25円近くでのレンジ相場という印象です。
しかし下落トレンド中の価格上昇は2日連続が最長だったため、26日からの4日続けての上昇はリップル相場における変化の兆しとも考えられます。
チャート中の赤い線グラフである25日移動平均線も、値動きを示すローソク足から離れた上方で下降線にあります。
この状況では平均線に対する価格の行きすぎを調整するため、ローソク足と平均線が寄り添いあい、相場価格アップにつながるケースが多くあります。
以上から、12月はリップルの上昇トレンドが訪れる可能性が高いと考えられます。
最近のリップル関連ニュース
最近のリップル関係のニュースから今後の価格を占うことも考えられます。特に数週~数ヵ月以上のスパンでリップル投資を行っている人は要注目です。
先週報じられたリップルの主要ニュースを紹介します。
マネーグラムの出資を完了
かねてから世界的送金企業「マネーグラム」との提携が話題のリップル社ですが、現地時間の11月25日には同社への5000万ドル(約54億円)の出資完了を明かしました。
出資は株式取得という形で2019年6月から始まっていました。これをもってリップルのマネーグラムへの出資は完了とのことです。
マネーグラムはリップルからの出資金を運営資金に使う予定であり、リップルが使う送金プラットフォームであり、「xRapid」から名前を変えた「オンデマンド・リクイディティ」のバージョンアップにも活かす予定とされます。
bitFlyerがリップル取り扱い開始
bitFlyerでは12月2日からリップルの取引を始めています。
これで同取引所の上場通貨は、ビットコイン、イーサリアムなどと合わせて8種類に増えました。
bitFlyerはすぐに仮想通貨の取引を成立させたい人のために販売所も設けており、ビットコイン用とアルトコイン用の2種類があり、後者にリップルが加わります。
リップル上場記念として、bitFlyerでは12月26日まで販売所で総額5000円以上のリップル取引を行った人から、抽選で10名に10万円プレゼントのキャンペーンを展開中です。
以上のように先週はリップル関係のポジティブなニュースが複数見られ、市場への好影響も考えられます。
まとめ
12月のリップルは前月の下落トレンドから反動を受ける形による上昇の可能性が見込まれます。
リップル社の出資完了によるマネーグラムとの提携進展やbitFlyerでの取扱開始なども、リップルの需要強化につながると考えられます。
今月のリップル相場に注目しましょう。