米リップル社が最新レポートを公開しました。
今回は2022年第1四半期(1~3月)に関するものです。
ここから仮想通貨XRPの将来性を推測できます。
最近のリップルに起きていることを確かめましょう。
要点
目次
米リップル社のレポートに書いてあること
米リップル社は今回のレポートについて、主に以下をまとめてあります。
・NFT市場での活躍
・XRP台帳上での取引量
このほかにもXLS-20への言及がありました。
これはリップルの新標準であり、分散型台帳「XRP Ledger」におけるNFTアプリケーション製作に役立ちます。
リップル社はNFT市場にも積極的に関わっており、将来的にはXLS-20によって便利なシステムが現れるかもしれません。
このようにリップル社のレポートでは市況だけでなく、関連システムの開発や発展状況を見られます。
ただしレポートは英語なので、関連報道やGoogle日本語訳などと合わせて見るとよいでしょう。
第1四半期は不調だった
リップル社は第1四半期について、ネガティブな評価を示しています。
該当時期では仮想通貨XRPが安く売られる傾向だったからです。
リップル社は原因として仮想通貨規制や地政学的要因などを挙げています。
世界的な仮想通貨規制の機運や、ロシアによるウクライナ侵攻が要因でしょう。
ブラッド・ガーリングハウスCEOは昨年のリップル社を好調と評していましたが、仮想通貨としては今年のすべり出しが良くありませんでした。
ビットコインや株式市場との相関性が強くなった
リップル社はXRPについて、ビットコインやナスダック100との相関性が強まったことを明かしています。
レポートではブルームバーグのデータを引用しながら、その詳細をつづる形です。
これはビットコインや株式市場の景気が良ければ、XRPはそれにつられて上がりやすくなるという意味です。
しかし逆ならXRP市場も冷え込んでしまいます。
今後投資するなら、ナスダック100やビットコインの市況にも注意しましょう。
NFT分野での活躍
NFT市場では、2022年第1四半期の取引額が350億ドル(約4.5兆円)を超えました。
これは四半期単位における最高記録です。
リップル社はNFTプロジェクトのためのクリエイターファンドを設けており、これまで4000組以上の申請を受けています。
ファンドを通して資金や技術開発、製作ノウハウなどの支援を進める狙いです。
申請者の目的もゲームやメタバース、エンターテイメントなど多岐にわたります。
NFTでもリップル社が話題になるのでしょうか。
XRP Ledger上では総額8兆円近くの取引量
リップル社はXRP Ledger上の取引量について、2022年第1四半期では約1.4億件と報告しています。
総額にして約610億ドル(約7.9兆円)です。
リップル社のNFT分野での活躍や、世界中での金融機関との提携などがあるため、今後XRP Ledgerでの取引例が増える可能性があります。
まとめ
リップル社の2022年第1四半期のレポートが発表されました。
NFT市場での活躍が見られるため、新規顧客開拓による将来性向上を望めます。
しかしビットコインや株式市場との相関性が強くなった点が気がかりです。
ほかの金融資産の景気次第で価格が変動する可能性が高く、仮想通貨XRP独自の値動きは今後望みづらいかもしれません。
それでもXRP LedgerやXLS-20といった関連システムの活躍次第で、XRPが今より大きく値を上げる可能性があります。
今後のリップル社やXRPの活躍に期待しましょう。