最近はソラナがイーサリアムを超えるのではないかと話題です。
ソラナ財団の元関係者も、イーサリアム超えの可能性に言及しました。
実際の経済的規模は、イーサリアムより小さい状況です。
しかし将来性が高いので、成長次第で規模拡大も見込めます。
ソラナの現況と、イーサリアム超えの可能性について解説します。
要点
ソラナ財団の元成長責任者がイーサリアム超えの可能性に言及
ソラナ財団の元成長責任者マティ・テイラー氏は、ソラナがイーサリアムを超える可能性に言及しました。
コインテレグラフのインタビューで彼は、消費者向けアプリケーションの数でイーサリアムを超えるだろうと語っています。
以下にコメントの抜粋を示します。
「ソラナは昨年示されたように、チェーンのパフォーマンスを活用し、迅速かつユーザーフレンドリーなアプリケーションを創出することで、消費者向けアプリケーションとWeb3的なエンドユーザー体験の面でイーサリアムを上回り続けるだろう」
引用:コインテレグラフ
このようにテイラー氏は、ソラナのパフォーマンスを活かせば、ネットワークがイーサリアム以上に活性化すると考えています。
ソラナネットワークの強みは、気軽に活用しやすい点です。
公式サイトによると、1秒間に約2500件のトランザクション処理が可能です。
つまり決済やアクセスがスピーディといえます。
加えて手数料も抑えられるため、多くの方が気軽に利用できるでしょう。
ソラナの認知度が高まれば、現在よりネットワーク参加者が増えそうです。
世界中に利便性が認知されれば、イーサリアム以上の需要を期待できます。
Xではソラナについて、以下の口コミがありました。
ソラナのDAppsはイーサリアムの約4分の1
アルケミーでは2024年3月25日時点で、1679のイーサリアム系DAppsが公表されています。
一方ソラナは同日時点で479のDAppsが公表されており、イーサリアムの約4分の1です。
DAppsの面では、まだイーサリアムが数でリードしています。
ソラナが上回るには、ネットワークのさらなる拡大が必要です。
イーサリアムブロックチェーンからは、有名なDAppsが数多く生まれました。
たとえばDeFi(分散型金融)では取引所のUniswapや、レンディングサービスのCompoundなどが有名です。
ゲームではThe Sandboxやマイ・クリプト・ヒーローズなどがヒットしました。
また既存のDAppsのオープンソースコードから、新しいシステムが生まれるケースもあります。
ソラナがイーサリアム以上の規模を得るには、多くの有名DAppsの登場とともに、新規システムを作りやすい環境づくりが重要です。
ソラナとイーサリアムの時価を比較
CoinMarketCapによると、2024年3月25日時点の時価総額でイーサリアムは2位で約62兆円です。
ソラナは5位で約12兆円を記録しています。
以上からソラナの時価総額は、イーサリアムの約5分の1です。
急成長銘柄のソラナですが、イーサリアムとはまだ差が大きいといえます。
ちなみに時価総額3位はテザーで、約16兆円を記録しています。
4位のBNBトークンは、約13兆円です。
こちらの2銘柄はソラナを上回っているものの、イーサリアムほどの差はありません。
以上から近い将来、ソラナが追い越す可能性もあるでしょう。
ソラナがイーサリアムに近づくには、まずBNBトークンとテザーを超えることが先決です。
まとめ
ソラナの元関係者が、イーサリアム超えの可能性に言及しました。
将来的にソラナは、DAppsの数でイーサリアムを上回るというのです。
2024年3月25日時点で、イーサリアムはソラナの約4倍のDAppsを有しています。
一方時価総額ではソラナの約5倍です。
以上からソラナがイーサリアムを超えるには、まだ時間がかかります。
しかしネットワークの利便性が世界的に周知されているため、今後参加者が増えれば、イーサリアムに近い規模まで拡大するでしょう。