韓国メディアBusiness Koreaは19日、同国内の取引所のほとんどが経営破綻の危機にあると伝えました。
韓国はアルトコインバブル時に主要なマーケットとなったため、取引環境の変化のいったんと捉えることができるかもしれません。
要点
韓国の97%の取引所が経営危機?
" It is no exaggeration to say that 97 percent of domestic exchanges are in danger of going bankrupt due to their low #volume of transactions."https://t.co/AHdclPDVT1#korea #blockchain #crypto #bitcoin #ico #fintech #finance #btc #ethereum #eth #krw #funding
— Origin X Capital (@OriginXCapital) August 20, 2019
「国内取引所の97パーセントは、その低いため破産の危険にさらされていると言っても過言ではありません。」
韓国メディアが報じたところによると、同国内の97%の取引所が経営の危機にあるとのこと。
この大きな要因となっているのが韓国の仮想通貨規制で、同国の法定通貨「ウォン」で取引できるのは、Upbit、Bithumb、Coinone、Kobitの大手4社のみで、その他の中小取引所が法定通貨での取引ができないとのこと。
それに伴い、韓国では取引高が減少しており、新規プロジェクトも韓国ではなく、国外の取引所で上場を検討しているといった悪循環が起きているようです。
韓国といえば、17年バブル時に「キムチプレミアム」と呼ばれるほど、取引高が集中し、同国内の価格が上昇する傾向がありました。
それからおよそ2年が経ちますが、それを考えると、規制や世界的な取引事情が変化していると考えられるかもしれません。
アルトコインとの関係も
これは世界的にいえることですが、中小規模の取引所といえば、その取引所だけで取引できる「アルトコイン」の取り扱いが魅力でもあります。
しかし、17年バブル以降、アルトコインの価格・時価総額は低迷を続けており、今回の韓国の報道は現在の仮想通貨市場の現状を表しているのかもしれません。
今年、ビットコインの価格は上昇していますが、仮想通貨市場全体が盛り上がるためにはアルトコインの価格上昇は必要不可欠。
これはあくまで考察にとどまりますが、韓国マーケットは世界的にみて重要なので、引き続きその動向は注目でしょう。
まとめ
韓国メディアBusiness Koreaは19日、同国内の取引所のほとんどが経営破綻の危機にあると報道。
それによると、その要因は韓国の厳しい規制とユーザー離れが背景にあるようです。
17年バブル時には、韓国で取引が殺到し「キムチプレミアム」と呼ばれる価格乖離が発生したほどなので、この報道は世界的な取引事情の変化と捉えることもできるかもしれませんね。