仮想通貨を使ったネットショッピングサービス「和らしべ」が日本国内に登場しています。
商品の代金を仮想通貨で決済するだけでなく、仮想通貨と商品それぞれを求める人をマッチングさせるなど、充実したサービス内容に要注目です。
和らしべが展開するサービス内容を解説します。
要点
仮想通貨で商品が買えるサイト「和らしべ」が登場しています。サービス内容を解説し、仮想通貨の新しい使い道としての可能性を探ります。
目次
「和らしべ」とは
和らしべとは仮想通貨で目当ての商品が買えるという新感覚のネットショップです。
現在はテストネットでの運用ですが、事業が本番に入り次第、新しい仮想通貨の使い道として浸透する可能性を持っています。
商品の購入に使える仮想通貨はイーサリアム、ALIS、ARUKの3種類を予定しています。
特にイーサリアムは仮想通貨でも上位の人気を誇るひとつなので、同種を頻繁に取引していて、ネットショップを使いたい人は要注目でしょう。
和らしべの取引システムは犯罪リスクを抑える
和らしべではユーザー同士の直接取引を行なっています。
その関係で、詐欺やハッキングなどインターネットにありがちな犯罪の抑止が望めます。
商品購入手続きが済んだときは第三者がユーザー同士の間に入り、支払い分の仮想通貨を預かります。この行動は「わらしべエスクロー」と呼びます。
商品の発送が済んだら、仲介者は初めて売り手に代金を渡します。
これにより、仮想通貨を払っても商品が届かないという詐欺被害対策にもなります。
事業者側が資産を預かるのは実質このときだけなので、ハッキングによる流出被害のリスクも抑えています。
和らしべが展開するサービス4つ
和らしべでは、主に4つのサービスを行っています。
・フリーマーケット
・多通貨オークション
・不用品買取
代理購入マッチング
仮想通貨がほしい人と商品がほしい人をマッチングさせる機能です。
仮想通貨を求める人は、マッチング相手のために商品を代理購入して届けます。
商品がほしい人はあらかじめAmazonのほしい物リストに登録しておき、商品を受け取るために仮想通貨をマッチング相手に届けます。
これにより仮想通貨と商品、それぞれを求める人の希望が叶います。
フリーマーケット
オンラインで行うフリーマーケットですが、和らしべでは仮想通貨で売買します。
ここでは商品を売って仮想通貨がほしい人と、仮想通貨を払って商品を買いたい人が直接取引する形でのマッチングです。
多通貨オークション
「暗号通貨古物商」に認められた人だけが参加できます。ここでは商品のネットオークションを行いますが、支払いは仮想通貨です。
特徴はオークション中、日本円と複数種類の仮想通貨が飛び交うことです。
日本円で入札してもよければ、イーサリアム、ALIS、ARUKといったどの仮想通貨でも希望価格をアピールできます。
出品者は希望通貨を選び、そのなかで最高額を提示した人の落札を決めます。
日本円に換算してALISで最高額を提示した人がいても、出品者がイーサリアムでの落札を希望した場合は商品を手に入れられないので要注意です。
不用品買取
和らしべでは不用品の買取も行なっています。
フリーマーケットでは売れなかったり、引越しなどですぐに処分したいものがあったりするならこちらを利用するとよいでしょう。
不用品の買取も仮想通貨で行います。
何よりいらなくなったものをわざわざ店舗に持って行かずに済んだり、出張買取サービスなどを待つ手間が省けることが大きいでしょう。
買取額を仮想通貨で払ってもらい、保有中に価値が上昇すれば、売却時にさらなる利益をもらえるチャンスです。
まとめ
和らしべは仮想通貨取引をメインにしたインターネットショップです。フリーマーケットやオークションなど複数のサービスが充実しており、仮想通貨の新たな使い道として注目です。
記事投稿時点ではテストネットでの運用ですが、営業が本格化したときは、仮想通貨業界での知名度アップも望めます。和らしべの今後の動向に期待しましょう。