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ワールドコインのリスクをめぐりドイツやフランスなどの規制当局が調査

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ロイター通信の29日報道によると、フランスの機関「CNIL」が仮想通貨ワールドコイン調査を進めています。
ほかにもドイツのバイエルン州英国の当局が調査の意向を示す状況です。
ワールドコインのリスクをめぐり、各国で警戒が見られます。
各国規制当局による調査の状況や、ワールドコインのリスクについて確かめましょう。

要点

・ワールドコインのリスクに各国が警戒
ワールドコインのリスクが指摘される状況が続いており、各国の規制当局が調査を進めています。

 

各国規制当局がワールドコインを調査

各国規制当局が、ワールドコイン調査に乗り出しています。
ロイター通信はフランスのCNILについて、同プロジェクトの調査に乗り出したと報じました。

CNILは、ワールドコインの生体認証によるデータ収集について、法的な疑問を指摘しています。
世界的な流通によって、高いリスクが生じると見ているようです。
調査結果次第では、ワールドコインへの規制を厳しくする国が現れるでしょう。

ほかにもドイツや英国の当局も、ワールドコインに対する調査の意向を示しました。
ドイツではバイエルン州の当局が、同通貨の監督権を持っています。
そのためCNILのサポートを受けながら、調査を進めている状況です。
以上からEUでは、ワールドコインに対する慎重な見解があります。

また英国でも、今週ICO(情報コミッショナー事務局)が調査に乗り出す意向を明かしました。
ワールドコインのデータの扱い方について、データ保護に与える影響を評価しなければならないからです。
ここから英国当局も個人情報の漏洩リスクを警戒しています。

ワールドコインはOpenAIのCEOが開発に携わっており、ローンチ直後から話題です。
しかし人気急上昇中の同通貨に対し、リスクを警戒する国も見られます。
Twitterでは以下の口コミがありました。



 

ワールドコインのリスクとは

ワールドコインに指摘されるリスクとして、プライバシーやセキュリティの問題があります。
同通貨は手軽な生体認証でIDを発行し、新しい金融ネットワークを作るのが目的です。
しかし生体認証プロセスについて、問題が指摘されています。
ワールドコインの生体認証とその問題点を確かめましょう。

ワールドコインの特徴のひとつが、「Orb」という専用機器を使った生体認証です。
ユーザーはOrbに目の虹彩をスキャンしてもらい、個人の識別を受けられます。
これによりWorld IDを入手できるしくみです。
ユーザーはシンプルな生体認証プロセスによって、ワールドコインのネットワークに参加できます。

一方でこの生体認証プロセスには、疑問の声もあります。
フランスCNILは、Orbによるデータ収集が不適切ではないかと指摘しました。
そのためドイツのバイエルン州の当局と提携し、調査に乗り出しています。

Orbに限らず個人情報を集めるプロセスでは、情報漏洩のリスクへの対処が重要です。
ロイター通信の報道でワールドコイン財団は、プライバシープログラムの健全性を主張していますが、各国の当局が警戒を強めています。

ワールドコインは話題の仮想通貨として人気を集めていますが、プライバシーのリスクに関して議論が続いています。
果たしてこの問題をクリアできるのでしょうか。
 

まとめ

フランスをはじめ各国の規制当局が、ワールドコインに対する調査の意向を示しました。
生体認証によるデータ収集をめぐり、プライバシーのリスクが指摘されるからです。

ワールドコイン財団は健全性を主張していますが、各国で警戒する声も出ています。
仮に情報漏洩のようなトラブルが現実化すれば、仮想通貨としての信頼性に関わるでしょう。
ワールドコインのセキュリティをめぐる問題は、どのように決着するのでしょうか。

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