ビットコインはプレスリリースで「BEVM」のローンチを発表しました。
ビットコインのレイヤー2拡張プロジェクトとして、28日から稼働しています。
BEVMプロジェクトは、企業価値が約300億円とされ、資金調達も順調でした。
分散性やセキュリティ強化がカギとなり、ビットコインをより便利に変えるでしょう。
BEVMについて定義やしくみ、近況をまとめました。
要点
BEVMとは?
BEVMは、ビットコインのレイヤー2拡張機能を備えています。
28日にメインネットがローンチされており、仮想通貨の利便性向上を望めるでしょう。
BEVMはEVM(Ethereum Virtual Machine)と互換性があります。
EVMとはスマートコントラクトの実行環境で、イーサリアムチェーン上で機能するタイプです。
つまりビットコインのレイヤー2と、イーサリアムチェーンによる相互作用を実現できます。
BEVMはビットコインをガス代として使用可能です。
市場流通分のうち10%をレイヤー2ネットワークに用いようとしています。
このように、ビットコインの新しい活用方法を見出しているのです。
近年はイーサリアムのレイヤー2チェーンが話題でした。
しかしビットコインにも同様のプロジェクトが生まれており、利便性の向上が期待されます。
BEVMの企業価値は約300億円
BEVMはブロックチェーン業界で、多大な評価を受けています。
プロジェクトの企業価値が約2億ドル(約300億円)を誇るからです。
企業価値を背景として、シリーズAの資金調達ラウンドでは、数十億円を獲得しました。
ラウンドはまだ一部しか完了しておらず、今後もさらなる資金調達が予想されます。
また資金調達には、多くの著名投資家が参加しました。
RockTree CapitalやSatoshi Labなど、20社以上がBEVMの資金調達ラウンドに関わっています。
以上を受けてBEVMは、世界戦略を加速させる見通しです。
BEVMの世界的知名度が上がれば、ビットコインの利便性向上の方法が知られ、さらなる仮想通貨の需要につながるでしょう。
多くのビットコインユーザーの安心を得るため、BEVMプロジェクトは動き続けます。
BEVMは分散性やセキュリティにメリット
BEVMの強みは、分散性とセキュリティです。
分散性に関しては「分散型ビットコインクロスチェーンカストディ」というサービスを用います。
サポート可能なコンセンサスノードは最大1000です。
ハイレベルな分散性で、スピーディなトランザクションを成立させられます。
一方セキュリティ面では「Taproot Consensus」というモデルが基盤になりました。
効率的なデータ処理だけでなく、セキュリティの強化目的で「シュノア署名」という特殊技術を使っています。
プライバシー保護には「MAST」を用い、情報漏洩対策を整えました。
さまざまな特殊技術によって、レイヤー2ユーザーの安心を得ようとしています。
BEVMはレイヤー2プロジェクトとして、ビットコインの利便性や安全性を引き立てる狙いです。
まとめ
ビットコインに新たなレイヤー2プロジェクトが生まれました。
名前は「BEVM」で、イーサリアムとの互換性が見られます。
利便性だけでなく、セキュリティ性能にも抜かりがありません。
そのためビットコインやBEVMユーザーは、スピーディな取引ができるうえ、安全なネットワーク環境を利用できます。
BEVMは世界戦略を掲げており、知名度向上の最中です。
今後の活躍次第で世界的な話題になり、ビットコインの需要を広げるでしょう。