大手仮想通貨取引所のバイナンスは、新たに15の法定通貨を、仮想通貨の購入対応することを発表しました。
要点
15の法定通貨を追加
バイナンスは、15の法定通貨対応を発表しましたが、これは決済プロバイダーのSimplexを利用することで実現したようです。
Pushing global expansion together with @binance
15 new fiat currencies are now available for purchasing crypto with debit & credit cards through @SimplexCC https://t.co/WV7bqM5DLp pic.twitter.com/Y5kQDZ9ydQ— Simplex (@SimplexCC) February 14, 2020
(バイナンスと一緒に、グローバル展開を推進します。Simplexを通して、デビットカード及びクレジットカードを利用し、15種類の法定通貨で仮想通貨を購入することが可能になりました)
バイナンスは、昨年決済プロバイダーのSimplexと提携しており、1月20日には、仮想通貨購入の選択項目に、日本円も追加されました。
新たに追加された法定通貨は、6つの仮想通貨(BTC・BNB・ETH・BCH・LTC・XRP)の購入に直接利用することができます。
Simplexとは
Simplexは、イスラエルのスタートアップ企業で、VISAやMasterCardのクレジットカードを利用した、仮想通貨決済を可能にします。
大手マイニング企業であるBitmainやCumberland Miningが投資しており、様々な仮想通貨取引所と提携しています。
対応された15種類の法定通貨
今回対応を開始した法定通貨は、以下の15通貨です。
- 英ポンド(GBP)
- 韓国ウォン(KRW)
- ロシアルーブル(RUB)
- オーストラリアドル(AUD)
- スイスフラン(CHF)
- チェココルナ(CZK)
- デンマーククローネ(DKK)
- ノルウェークローネ(NOK)
- ニュージーランドドル(NZD)
- ポーランドズウォティ(PLN)
- スウェーデンクローナ(SEK)
- トルコリラ(TRY)
- 南アフリカランド(ZAR)
- ハンガリーフォリント(HUF)
- イスラエルシェケル(ILS)
バイナンスはこれで、合計37の法定通貨に対応したことになります。
バイナンスは日本市場も視野にいれて展開を進めている
バイナンスは今年初め、日本へのサービスを段階的に締め出していくと発表しました。
しかし、その後ヤフー参加の仮想通貨取引所、TAOTAOと戦略的提携を進めていることを明かしており、日本居住者への締め出しは、日本進出のための第一歩であるのでは?と考えられるようになりました。
その後、仮想通貨購入の日本円サポートも開始したことにより、その期待感は大きく高まりました。
まとめ
バイナンスは2019年の後半から、急速に法定通貨の対応を進めており、2020年の8月頃には、世界すべての法定通貨に対応することを目指しています。
日本の規制当局と折り合いがつかない理由から、直接日本への進出は半ば諦めるような状態だったが、ヤフー傘下の仮想通貨取引所と交渉を行なっているニュースが飛び込んできてから、日本のユーザーからも歓迎の声が上がっています。
現在37の法定通貨に対応しているバイナンスだが、8月までにどれだけ法定通貨を追加できるのか、注目したいですね。