昨日、5月22日のビットコインは、対円で100万円の大台を割る下落を見せました。
市場では、ビットコイン創始者といわれる『サトシ・ナカモト』がビットコインを売却したのでは?という憶測が飛び交い、動揺の売りを誘ったとの見方もあったようです。
目次
『サトシ・ナカモト』ビットコイン売却説
ビットコインのネットワークが開始して間もなく採掘されたビットコインが、実に約11年ぶりに移動(売却)されたことがわかりました。
マイニング業者が今のように多くなかった時期に採掘されたビットコインであることから、今回売却した人物はビットコイン創始者と言われる『サトシ・ナカモト』ではないかという説が流れたようです。
昨日、一昨日に見られたビットコインの急落は、この話が市場の動揺を誘い、売られた結果だとも言われていました。
しかし、実際のところ売却したのは『サトシ・ナカモト』である可能性は低いという見方が強い模様です。
マイニングに関わる重要技術PoWを開発したAdam Back氏は、『サトシがビットコインを売るなら、最近採掘されたコインから売るだろう』との見解をTweetしています。
people need to chill. if Satoshi was selling coins, surely he would sell his most recently mined, and so most anonymous first. plus this patoshi research is pretty much guessing, probably he has less coins than people think, and you'll be doxing random early miners wrongly next.
— Adam Back (@adam3us) May 20, 2020
https://platform.twitter.com/widgets.js
みんな落ち着いた方が良い。もしサトシがコインを売るな匿名性の高い最近採掘されたものから売るはずだ。
おそらく、多くの人たちが思っているほど、サトシが保有しているコインは多くない。
みんなはきっと次も間違ったマイナーの名前を晒すことになるだろう。
tweet内にある、『Patoshi』というのは個人で約1.8兆分のビットコインを保有していると噂される人物のことですが、実在するかもはっきりとわかっていません。
このように、仮想通貨界隈でははっきりしない話もまことしやかに囁かれるので、振り回されないように気を付けたいところです。
この急落は止まるのか!?
連日ビットコインの価格が急落したのは事実ですから、今後の動きが気になっている方もいらっしゃると思います。
早速、チャートを分析してみましょう。
ビットコイン、レジスタンスで売られる
現在のビットコインの対円チャートです。
今も100万円の下に価格があります。
この価格の上に描いてある青色の四角はレジスタンスゾーンで、ここに価格が到達すると売られやすい価格帯です。
つまり、ここで売られたとしても何の不思議もなく、テクニカル分析ができるようになれば『やっぱり』と思えるような値動きです。
次に、昨日(5月22日)の下落が止められた価格帯を見てみましょう。
ビットコインもサポートで支えらえる教科書通りの値動き
上の日足チャートをもう少し拡大してみます。
急落した値動きも、トレンドラインで支えられていることがわかります。
このトレンドラインは、急落前から引くことができていました。
コチラで確認してみてください。
つまり、しっかりチャート分析をすれば、一度は売られることも、トレンドラインで買い支えられることも予測はできていたということです。
急落、急上昇、バブル、崩壊などと印象的なタイトルの記事で取り上げられることの多いビットコインなので、
大きな値動きが頻発して怖いというイメージを持っている方が多いかもしれません。
ただ、実際に値動きの仕方を学んでしまえば、実に予測しやすい値動きを見せてくれることに気づきます。
1時間足で見るアセンディング・トライアングル
次の画像は、1時間足のチャートです。
このチャート見ると、価格はトレンドラインに沿って上昇してきているものの、上値をレジスタンスに抑えられてなかなか上昇しきれない状態であることがわかると思います。
これは、相場の値動きの中でも良く見られる、アセンディング・トライアングル(上向きの三角形)と言われる形です。
上昇の力を保ちつつも、上値を抑えられている状態で、もう少しこの状態が続いてから価格は上にブレイクしていくことが多いとされています。
実際の相場はパターン通りにいかないことが多いのも事実なので、このパターンだから買ってもいいという判断は少し安易ですが、少なくとも今の段階で悲観的になる必要はなさそうです。
今後、トレンドラインを下に抜けると、値幅の大きな下落の動きが継続する可能性もありますので注意は必要ですが、
レジスタンスを上方向にブレイクしようとする動きにも是非注目したいところです。
まとめ
今回の急落と『サトシ・ナカモト』が関係している可能性は低そうです。
急落と言われている値動きですが、教科書通りであり想定内の値動きであると分析できます。
今後は、トレンドラインをサポートに上昇できるかに注目したいですね。
もしトレンドラインを下抜けることがあれば、値幅の大きな下落につながる可能性もあるので注意して見ていきましょう。
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