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イーサリアムのロールバック提案にコア開発者が反論、Bybitハッキング事件で
Bybitで発生した大規模なハッキング事件を受け、イーサリアムのロールバック(取引履歴の巻き戻し)を求める声が一部で上がりました。
しかし、イーサリアムのコア開発者たちは、技術的な困難さやコミュニティの合意形成の難しさから、この提案に強く反対しています。
ロールバックは、過去にThe DAO事件で一度実行されたことがありますが、今回は事件の規模や状況が異なり、安易なロールバックはさらなる混乱を招く可能性があると指摘されています。
イーサリアムコミュニティでは、ハッキング被害者への救済策として、他の代替案を模索する動きが活発化しています。
コインベースがSECに「勝利」、罰金なしで和解へ
米国の仮想通貨取引所コインベースが、SEC(証券取引委員会)との間で長年続いていた訴訟で、ついに和解に至りました。
和解の条件として、コインベースはSECに対して罰金を支払うことなく、一部の事業慣行を修正することで合意しました。
この和解は、コインベースにとって大きな勝利であり、今後の事業展開に大きな弾みをつける可能性があります。
また、仮想通貨業界全体にとっても、規制当局との対話による解決の道が開かれたことは、前向きなニュースと言えるでしょう。
Bybitハッカー、ミームコイン発行で資金洗浄か パンプファンが阻止
Bybitのハッキング事件で盗まれた資金を洗浄するため、ハッカーがミームコインを発行した疑いが浮上しました。
ハッカーは、盗んだ資金を使って自身のミームコインを大量に購入し、価格を吊り上げることで、資金洗浄を試みた可能性があります。
しかし、この動きは、仮想通貨コミュニティの監視によって早期に察知され、パンプファン(価格吊り上げを目的とした投資家)による売り圧力によって、資金洗浄は阻止されました。
仮想通貨の匿名性を悪用した犯罪は後を絶ちませんが、コミュニティの連携によって、犯罪行為を阻止できる可能性も示されました。
まとめ
今回のニュースは、仮想通貨市場における様々な課題と、その解決に向けた動きを示しています。
イーサリアムのロールバック議論、コインベースとSECの和解、Bybitハッカーの資金洗浄未遂事件など、今後の市場動向に注目が集まります。
投資家は、これらの情報を参考に、慎重な投資判断を行う必要があります。