週末のビットコインの動きは、日銀決定会合の結果がYCCに柔軟性を持たせる評価が分かれる結果となったことから為替が大荒れ、ビットコインも一時404万円をつける展開となりました。
ただ、発表後は短期的に影響ないとの評価から、元の位置まで為替が戻り、
ビットコインも持ち直し気味です。
ビットコインの7月31日の概況について解説します。
(この記事は7月31日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
動きが悪い?!7月28日午前7時からの動き
7月28日午前7時、408万円で推移していたビットコイン、日銀決定会合発表直後、
「大規模緩和を継続」の一報だけで買われたのか、正午に413万円へと上昇します。
ところがその後、YCCを0.50%上でも容認するといった微妙な政策変更が入り為替が急落、ビットコインも404万円へと売られます。
その後は徐々に戻し、7月31日の日付が変わるころには415万円へと上昇、その後は412万円で推移する展開です。
為替の方が動く?!全然動かないビットコイン
今回の日銀決定会合の結果は、「短期的には影響しない」微妙な政策変更となりました。
YCCの0.50%より上を少し許容するという言い回しですが、
ここ最近の日本の10年債金利は0.38-0.45%くらいの推移で、0.50%を大きく超えて上に行きそうにありません。
短期では何の変化もありませんが、長期では「実質YCC撤廃」と同じ効果をもたらすものの、
為替市場の動きを見ていると、結局のところインフレ下の中、
発行されている国債の8割以上を日銀が持っている異常な状態では、
YCCを撤廃しても大して影響がなさそうとみています。
全然動かないビットコインよりも、為替は139.2円から141.9円に上昇、1時間後に138円に急落、半日で141円に戻すなど、こちらの方が仮想通貨の動きをしています。
YCC修正?!・・・https://bitcoin-valley.com/structure/btcmarket-581/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、変わらず400万円に短期サポートが残る状態です。
一度下がってからではないと上がりそうにありませんが、月末を迎え底値から切り返す可能性もあります。
レジスタンスは430万円の位置に短期レジスタンスが変わらずあり、横這い相場から抜け出せるかに注目です。
8月相場入りしそうですが、7月相場を引き継ぎ、下落する可能性もありそうです。
まとめ
ビットコインは日銀決定会合後も動意に乏しく、再び元の水準に戻っています。
為替の方が仮想通貨のような動きを見せ、依然として動きが鈍い展開が続きます。
月末相場を迎え、雰囲気の変更があるかに注目です。