近年、20代・30代の若者を中心に、仮想通貨投資が急拡大している。
金融庁の調査によると、2023年には20代の約3割、
30代の約2割が仮想通貨を保有していることが明らかになった。
これは、2018年と比較して2倍以上という驚きの数字だ。
この背景には、2024年からスタートする新NISA制度の影響が大きいと考えられる。
新NISAでは、年間投資額が最大360万円まで非課税となるため、
若者にとっても仮想通貨投資がより身近なものとなった。
リスク許容度が高い若者にとって魅力的な投資先
20代・30代の若者は、従来の株や債券よりもリスク許容度が高い傾向がある。
そのため、高騰の可能性を秘めた仮想通貨を投資先として魅力的に捉えている。
また、少額から投資できることも、若者にとって大きなメリットとなっている。
投資判断の浅さや情報不足によるリスクも指摘
一方で、若者の仮想通貨投資には、投資判断の浅さや情報不足によるリスクも指摘されている。
仮想通貨は価格変動が激しく、投資を始める前に十分な知識を身につけることが重要だ。
また、詐欺や悪質なICO(イニシャル・コイン・オファリング)も存在するため、注意が必要となる。
まとめ
20代・30代の仮想通貨投資は、NISA制度の影響もあり、今後さらに拡大していく可能性が高い。
しかし、投資には必ずリスクが伴うことを忘れずに、十分な知識と情報収集に基づいて判断することが重要だ。