19日に大幅反発した仮想通貨市場ですが、中国の詐欺グループウォレットから再びETHが大量送金されたことが確認されました。
メディアでは話題になっており、価格下落を警戒する声もあります。
要点
中国のクジラが大量のイーサリアムを送金
大口ウォレットからの大量送金を知らせるWhale Alertによると、プラストークンのウォレットから日本円でおよそ100億円相当にあたる789,535ETHが送金されたとのこと。
ツイッターやネット、メディアではこのことが話題になっており、市場の価格下落を警戒する声も。
プラストークンは今年、複数回、巨額のビットコイン送金が確認されており、現在は逮捕されていないメンバーが被害にあった資金を資金洗浄しているとされています。
なお、イーサリアムは19日、このアラートの後に価格が下落しています。
イーサリアム 1分足 19日~
今後も下落が続くかは定かではありませんが、価格下落を警戒する声もあるため、数日間はこのことを踏まえて相場動向をみおていった方がよさそうです。
プラストークンの売り圧力は続くのか
プラストークンはメンバーが今年の6月に逮捕されたという報道がでていますが、被害総額は確認されているものでおよそ3000億円そうとうにのぼるとされています。
これはビットコインの時価総額数パーセントに匹敵する額であり、また逮捕報道が出てから市場が下落トレンドに転換しているため、一部専門家からは市場の売り圧力になっているという指摘もあります。
中国の仮想通貨動向に詳しいドビー・ワン氏は、先月末に、プラストークンの売り圧力は来年1月末まで続く可能性を指摘。
今回、イーサの大量送金が確認されたことから、ワン氏の指摘は正しかったといえるでしょう。
また、同氏は1月いっぱいまで売り圧力が続くとのことなので、相場動向をおう上で念頭においておいた方がよいでしょう。
まとめ
仮想通貨の大量送金を知らせるWhale Alertは19日、プラストークンウォレットから日本円にしておよそ100億円相当のイーサが送金されたことをツイート。
一部の専門家からは今年の下落要因とも指摘されており、今後数日間は価格動向に気をつけたいところです。
中国の仮想通貨動向に詳しいドビー・ワン氏は、今後最大で1月末までプラストークンによる売り圧力が続くと指摘しているので、引き続きプラストークン動向は追っていった方がよさそうです。