
要点
・ビーコンチェーンと呼ばれるフェーズ0は、今回のローンチの最初のステージで、イーサリアムネットワークにプルーフオブステークを導入します。
Ethereum2.0がついに稼働開始
 ※動画引用元:EthHub「Ethereum 2.0 Launch Livestream (EthHub + Bankless + Yield TV)」 
 
 イーサリアムのネットワークアップグレードがついに開始されました。
イーサリアム2.0への最初のステップで、イーサリアムネットワークに革命をもたらす大規模アップグレードは、12月1日日本時間の21:00に公開されました。
イーサリアム2.0のアップグレードは、イーサリアムが長年抱えていた最大の問題点であったスケーラビリティ問題のいくつかを解決するために重要だと言われていました。
 問題解決のため、プルーフオブステークメカニズムの導入をはじめとするイーサリアムネットワークにいくつかの改善を加えます。
 
  
 
 
 イーサリアムの共同創設者のひとりであるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏はツイッターで、イーサリアムコミュニティが素晴らしい証拠だとツイートした後、ローンチおめでとうとメッセージを送っています。
イーサリアム財団のコア研究者のダニー・ライアン(Danny Ryan)氏は、イーサリアム2.0ライブストリームで、次のように述べています。
すべての指標を取得し、非常に興奮しています。打ち上げには非常に自信がありますが、何か問題が発生した場合は、エンジニアがそれを修正できることに非常に自信があります。
ライアン氏は、昨年12月にローンチするつもりだったため、長い旅だったとコメントしています。
 
ブロックの署名に証しを刻む

 
 バリデータ(※検証、実証、認可、妥当性を行うコンピュータープログラム)によって作成された最初の適格なブロックはスロット1で、検証者は、「Fさんはここにいました」と署名しました。
 談笑形式で進められたライブストリーム参加者らは、これが何を意味するのかについて推測しました。
 ちなみに、4番目のブロックには「WelcometotheNewBeginning(新しい始まりにようこそ)」と署名されていました。
 
  
 
 
 ハドソン・ジェイムソン(Hudson Jameson)氏は後に、2つの意味があることを明らかにしており、記録のために:F氏は彼らへの女王とヴィタリックのサインへの言及であるとツイートしています。
ビーコンチェーンの立ち上げが確認され、ネットワーク上には21,000を超えるアクティブバリデータがあり、各エポックでは8割を超える成功率が見られていますが、バリデータはブロックを定期的に見逃していると海外メディアは報じています。
 
そもそもイーサリアム2.0とは?

 
 Ethereum2.0のローンチは、ETH2.0アップグレードのフェーズ0で、ビーコンチェーンを導入することが最大の目的でした。
イーサリアム公式サイトによると、ビーコンチェーンはイーサリアムを安全に保つため、イーサリアムにプルーフオブステークを導入すると記載されています。
 導入理由として、スケーラブルで、より安全、より持続可能なイーサリアムの新しい基礎を築くとライブストリームでライアン氏は語っています。
プルーフオブステーク(Proof of Stake)とは、特定量のイーサリアムを保持または賭けている場合、イーサリアムネットワーク上のトランザクションをマイニングまたは検証できるという概念を指します。
 ユーザーは、トランザクションを検証するため、少なくとも32イーサリアム約195万円を賭ける必要があります。
 
  
 
 
 Glassnode社によると、これまでにほぼ90万ETHが賭けられ、フェーズ0に必要な最小量よりも約355,000多いとツイートしています。
イーサリアムでは、新しいプルーフオブステークネットワークに参加する人が増えるほど、ネットワークの安全性が高まることが期待されています。
 ユーザーがステークされているネットワークを攻撃する意欲が失われるという事実とは別に、ビーコンチェーンが最終的にシャードチェーンを検証するためにスタッカーをランダムに割り当てるためです。
このシャードチェーンとは、ネットワークを軽減するだけでなく、1秒あたりのトランザクション数を増やす手段といわれています。
