【要点】
・Axie InfinityはネイティブトークンであるAXSが急上昇しています。
目次
a16z が1億5,000万ドルの資金調達を計画
a16z（Andreessen Horowitz：アンドリーセン・ホロウィッツ）は、NFT（非代替性トークン）ベースのPlay-to-Earnオンラインゲームの評価額を30億ドル（約3,348億円）に押し上げる予定です。
また、これに引き続いて、人気オンラインゲーム「AxieInfinity」に投資する予定である事が分かりました。
人気のNFTベースのPlay-to-EarnオンラインゲームであるAxieInfinityは、シリーズB（※1）の資金調達ラウンドで約30億ドルの評価で約1億5000万ドルを調達します。
（※1）シリーズBとは、事業が軌道に乗り始めた段階で、収益が伸びて経営が安定してくるため、会社をより大きくするために株式上場を行う資金調達をシリーズBと呼びます。
このシリーズBでは、投資した資金を投資家や創業者が回収するEXIT（エグジット）が間近に迫っていることから、黒字化させる事が前提で行われる資金調達方法です。
a16zがAxie Infinityに投資
対象となる資金調達ラウンドは、人気のあるアメリカのベンチャーキャピタル会社a16zが主導する。
Axie Infinityは、NFTを使用してプレーヤーに報酬を与えるモンスターと戦うゲームです。
今回の新たな取引は、プラットフォームでの売り上げの大きなブームに続くものです。
ブロックチェーン対応のゲームは、ここ数カ月で多くの注目を集めていて、ネイティブトークンでのAXSが高騰しています。
Axie Infinityは、開発者であるSky Mavis社が全株式のうち17%を保有・維持しており、年末までにゲーム内トランザクションから約10億ドルの収益を生み出す計画です。
コロナパンデミックによる失業者を救うAxieInfinity
2018年に発売されたAxieInfinityは、ゲーマーの間で徐々に多くの人気を博しています。
人気に引き上げられるように、NFTとPlay-to-Earnが仮想通貨業界の注目トピックになるにつれ、脚光を浴びています。
特に、フィリピンやベネズエラ、ブラジル、ベトナムで人気があると言われており、パンデミックの際に経験した大規模失業から数千世帯が救われているという現状が複数メディアにもこれまで度々取り上げられています。
Axie Infinityはフィリピンで非常に目立つ存在になり、政府および税収関連機関の頭を悩ませています。
多くの人が息抜きの遊びとしてゲームをしているのではなく、フルタイムでゲームに集中しているケースが最近では目立っています。
また、仕事を辞めたユーザーも多く、フィリピン政府は減少した財源を確保するために、Axieプレーヤーへに対する課税がまもなく開始されることを示唆しています。
AXSレコードホルダー
2021年9月だけでも、Axie Infinityは約64,934 ETHを調達していて、約2億2,100万ドル（約246億7,000万円）の収益に相当しています。
ただし、9月の数字は、プレーヤーの1日の収益が減少し始めていることから、8月に記録された3億4,200万ドル（約381億8,000万円）よりも収益は低くなっています。
前月よりも比較的低いにもかかわらず、9月のAxie Infinityの収益は、前年比で大幅に増加しています。
今回わかったAxie InfinityのシリーズB資金調達ラウンドは、7月初めに世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaを支援した後、a16zの仮想通貨とNFTスペースへの最新の投資を記念するものでした。
また、別の開発では、Axie InfinityのAXSトークンは月曜日冒頭で述べたように40%以上増加しています。
We just distributed 800,000 $AXS (over $60M at the current rate) to our early adopters.
We appreciate your continued commitment to Axie Infinity.
— Axie Infinity🦇🔊 (@AxieInfinity) September 30, 2021
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これは、Play-to-Earnゲームがアーリーアダプターに6,000万ドル（約67億円）相当のAXSトークンを配布すると発表してから4日後のことです。
