20日、韓国のThe Korea Timesが報じたところによると、スターバックスの仮想通貨決済は想定されているよりもインパクトが大きいとのこと。
同社は今年からビットコインによる決済を始めることを計画しています。
要点
スタバの仮想通貨決済「インパクト大きい」
https://twitter.com/matthewryancase/status/1219286574740819969
コリアン・タイムズによれば、有識者は、スタバの仮想通貨決済は想定以上にインパクトが大きいと考えているとのこと。
まず、仮想通貨決済においては現在利用されているスタバプリペイドカードが利用される可能性が高いこと。
そして、韓国ではこのプリペイドカードが6億ドル相当利用されており、これは地方銀行よりも大きい金額をスタバが所有していることになるといいます。
こうした状況を踏また場合、スタバが将来的に仮想通貨や決済領域に進出すれば、既存の金融業界はパニックに陥ると、専門家の見解が語られています。
同誌で紹介されている金融関係者は、スタバのことを「規制されていない銀行」と表しており、米国の企業ということを考えれば今後リブラのように規制当局との戦いが始まるかもしれませんね。
仮想通貨市場にとってはポジティブ?
既存の金融市場関係者は上記のように懸念を示していますが、仮想通貨業界にとってスタバの仮想通貨決済はポジティブな材料となるでしょう。
コリアン・タイムズが報じたところによると、スタバは仮想通貨以外にも資産管理など本格的な金融事業参入を計画しており、有識者の予想では仮想通貨と法定通貨の交換サービスなども想定されています。
確かに、仮想通貨決済を導入することとなれば、おのずと米ドルとビットコインを交換するサービスも開始される可能性は高いでしょう。
スタバはすでにビットコイン先物をローンチしたBakktとの提携をしており、20年内にはビットコイン決済を導入することが報じられています。
ただ、リブラやビットコインETFの件でもあるように、米国においての仮想通貨サービスは規制の面において、進展がそうとう苦しい展開となっているので、まずは関連する報道をチェックして動向を見極めたいところです。
まとめ
20日、韓国のThe Korea Timesが報じたところによると、スターバックスの仮想通貨決済は想定されているよりもインパクトが大きいとのこと。
一部の金融関係者は「金融業界がパニックに陥る」とも語っており、その影響は日本で語られているより大きなものとなりそうです。
しかし、リブラやビットコインETFなど、米国においての仮想通貨サービスはいずれも規制との戦いが続いているので、まずは現在の規制でスタバのビっっとコイン決済が実現するか見極めたいところです。