近年、ミームコイン市場が加熱しています。
インターネット上のジョークを背景としており、日本の取引所で買えるものも見られます。
今後の仮想通貨業界は、ミームコインがカギをにぎるかもしれません。
特徴や代表的銘柄、近況などをまとめました。
要点
ミームコインとは
ミームコインとは、インターネット上で話題のジョークを背景とした仮想通貨です。
ミームとはインターネットやSNSで広まるスラングや行動を示します。
そのため通貨の機能性よりも、コミュニティの活性化が目的になりやすいのです。
インターネットの文化を背景としているため、技術よりも世間の共感が重要視されます。
一方でボラティリティ(価格変動の度合い)が高いのが特徴です。
トレンドや話題に依存するため、世間の関心が強まると価格が急上昇することがあります。
しかしそれが冷めると、価格が暴落するかもしれません。
ミームコインのほとんどは通貨供給量が大きく、希少価値が出づらいとされます。
このようにミームコインは、インターネット文化の延長線上で作られた仮想通貨と考えられます。
Twitterでは以下の口コミがありました。
ミームコインの代表銘柄
ミームコインの代表銘柄には、以下があります。
・ドージコイン(DOGE)
・柴犬コイン(SHIB)
モナコインは2013年12月に誕生しており、日本の掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」をルーツとしています。
アスキーアートの「モナー」から生まれた仮想通貨です。
ドージコインは、柴犬の写真を用いたオリジナル画像が由来です。
米電気自動車メーカー「テスラ」のCEOであるイーロン・マスクが広めて話題になりました。
柴犬コインは、ドージコインから影響を受け、柴犬をモチーフにしています。
柴犬コインをもとにしたステーブルコインが開発中であるなど、話題性があります。
以上の3銘柄は、いずれも日本の取引所で購入可能です。
ミームコインはインターネットのコミュニケーションの延長で発行されるイメージですが、その影響力は世界的に強まっています。
ミームコイン市場に投資家が注目している
Coinpostは2023年5月9日に、ミームコインの人気を報じました。
その背景として、BRC-20トークンの注目度上昇を挙げています。
これはビットコインのブロックチェーン上で使えるトークンを作るフレームワークです。
Ordinalプロトコルを使って、BRC-20トークンを作れます。
ここから作られたミームコインが注目を受けているのです。
以上からモナコインやドージコインなども触発され、今後市場を盛り上げるかもしれません。
ビットコイン自体の価格上昇につながる可能性もあります。
2023年は、多くの投資家がミームコインに注目しています。
その人気がいつまで続くのでしょうか。
ミームコインよりイーサリアムやリップルの相場が安定しやすい
ミームコインの人気が報じられていますが、アルトコインではイーサリアムやリップルの方が安定した相場になりやすいでしょう。
ミームコインはコミュニティの動向によって価格が左右されるため、ボラティリティが大きいのです。
不安定な相場になりやすく、損失が膨らむリスクもあります。
一方でイーサリアムやリップルは、ボラティリティがミームコインより小さくなりやすいといえます。
時価総額が高く、取引が活発だからです。
ミームコインの話題は、仮想通貨情勢を見るうえで参考になります。
しかし実際にアルトコインへ投資するなら、イーサリアムやリップルを中心としましょう。
まとめ
2023年ではミームコインが話題です。
ビットコインのブロックチェーン上で作られるBRC-20トークンに、投資家の注目が集まっているからです。
該当するトークンのほとんどが、ミームコインとされます。
しかしイーサリアムやリップルなどより相場が安定しにくいので、投資は慎重に考えましょう。
仮想通貨は時価総額が高い方が、相場が安定しやすく、投資に向いています。
以上を踏まえて、投資戦略を丁寧に考えてください。