米国の資産運用はIRA(個人退職金口座)や401k(確定拠出年金)で行うのが一般的です。
仮想通貨も扱える退職金口座サービスを提供
仮想通貨の大手取引所であるコインベース、キングダムトラスト、リーガルアセットは、
昨年から個人退職金口座や確定拠出年金のサービスを提供すると発表していました。
今回、仮想通貨も扱うことのできるサービスをスタートさせたと報じられたのは、130億ドル以上の資産を管理する、
Kingdom Trsutです。
Kingdom Trsutは、今まであった株式や債券といった伝統的な資産と同じ一つの口座で仮想通貨も管理できる『Choice』という口座を用意したということです。
また、Kingdom Trsut CEOのRyan Radloff氏は、
By our estimates, there are 7.1 million Americans who own Bitcoin, have a retirement account, but currently don't have the option to hold Bitcoin in their retirement account with their other assets
「われわれの推定では、ビットコインを所有し、退職金口座を持っている710万人のアメリカ人がいるが、現在、ビットコインを他の資産とともに退職金口座に保持するオプションはない」
と述べ、今まで運用されてきた資産と同様に仮想通貨も一つの口座で管理できるサービスの提供に意欲を見せたということです。
変化の早い現代の経済の中で、従来の法定通貨や株式、債券に加えて仮想通貨がどのような役割をはたしていくのか。
アセットマネジメントの観点からも要注目です。
ビットコインの動向
上昇を続けていたビットコインですが、今月25日にしばらくサポートされていたトレンドラインを割り込む下落を見せました。
今は下落が止まって持ち直す動きを見せています。
少し上がるたびに急上昇の期待が高まるビットコインですが、ここで持ち直したからといって安心はできません。
レジスタンス(抵抗帯)をブレイクできるか
マーケットが意識するレジスタンスがすぐ上にあり、価格がここに到達すると、売られます。
こういった多くの市場参加者が意識しやすい場所では、ロング(買い)ポジションを持っていた人の利益確定売りと、ここでは価格が下がると見込んでいる人の新規の売りが入りやすくなるので、価格が下がりやすくなります。
これからビットコインが大きく値を上げていくためには、こういった売りが入りやすい節目を一つずつブレイクしていく必要があります。
今まで通りの動きではなく、何か突発的なニュースや大口投資家の買いが必要なのかもしれません。
相場の波の動きを示唆するRCIを見ても、今はまだ下落の波の途中です。
RCIについては以下の記事で解説しています。
まとめ
米国では、従来の株や債券、投資信託と同じ口座内で仮想通貨を扱える退職金運用サービスがスタートしています。
まだ多くの人が扱っているとは言えない日本でも、仮想通貨が投資銘柄の選択肢に入ってくるか注目です。
足元のビットコインの動向は、大崩れはしていません。
サポートでしっかり支えらえれてはいますが、このままレジスタンスをブレイクしく力があるのかはまだわかりませんので、
慌てずに、落ち着いて様子を見守っていきましょう。
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