仮想通貨取引所であるFTXの破産申請が、世界的な影響を及ぼしています。
世界中に取引所を展開するFTXですが、ユーザーが入出金できないなどのトラブルもあるようです。
今回はFTXの事例から、取引所の倒産対策としてユーザーができることをまとめました。
今後も仮想通貨業界では何が起きるかわかりません。
現時点で仮想通貨が無事であっても、今後を見据えたトラブル対策が重要です。
要点
FTX騒動で日本ユーザーが受けた影響
FTX騒動では、日本の仮想通貨ユーザーも影響を受けました。
FTX Japanでは親会社の破産の影響から、一時日本円出金ができなくなっていたようです。
しかし2022年11月12日の22時40分時点では可能になっています。
口座に預けた現金や仮想通貨を引き出せないのは深刻です。
そのまま資産喪失にいたるおそれもあります。
FTX以外も、今後トラブルに見舞われる取引所があるかもしれません。
とくに2022年は世界的なインフレから仮想通貨の相場が安定せず、関連企業の倒産が相次ぎました。
その意味でも、取引所のユーザーは資産を守る対策を心がけましょう。
FTX騒動が収まっても、仮想通貨業界ではまたネガティブな事象が起きるかもしれません。
資産を守るためのマイルールを作っておきましょう。
FTXの破産と取引所トラブル対策について、Twitterでは以下の口コミがありました。
仮想通貨取引所のトラブル対策3つ
仮想通貨取引所のユーザーは利用先の倒産に備え、以下の対策をしておきましょう。
・オフラインウォレットに仮想通貨を入れておく
・評判のよくない取引所は避ける
以上からひとつは実践を推奨します。
まずは複数取引所の利用です。
1カ所への資産集中は、有事で大きなダメージを受けやすいといえます。
利益をすべて失うどころか、もとの資産さえ1円も取り戻せないリスクがあるのです。
たとえば取引所に仮想通貨を預けている場合です。
ハッキングによって、すべて盗まれるおそれがある
今回のFTXのように経営破綻が起きると、すべて出金できない可能性もあるでしょう。
しかし複数の取引所に資産を分けていると、1カ所がトラブルに遭っても損失抑制が可能です。
不測の事態に備える意味でも、急な損失対策を進めてください。
次はオフラインウォレットの活用です。
これはオンラインの領域外で管理できるウォレットになります。
取引所の口座やアプリのウォレットなどはオンライン系ですが、これらはハッキングのリスクがあるので要注意です。
オフラインウォレットに仮想通貨を入れておけば、ハッキングや取引所倒産の影響を受けにくくて安心できます。
オフライン系のなかでは、専用デバイスであるハードウェアタイプがおすすめです。
紛失に注意が必要ですが、パソコンへの接続により、簡単にデータを開けます。
インターネットに接続していなくても中身をチェックできるのが特徴です。
ウォレットから取引所への資産移動もスムーズでしょう。
安全性と使いやすさから、ハードウェアタイプのオフラインウォレットは欠かせません。
最後は評判のよくない取引所の回避です。
今回のFTXでは、親会社アラメダリサーチの財務不安など予兆がありました。
このような報道がある場所は、新規登録の回避が無難です。
また利用中の取引所に、よくない報道が出るかもしれません。
この場合は有事になる前に、資産を避難させましょう。
ネガティブなニュースで相場下落が予想されるが、損切りの選択肢もあります。
取引所の評判が落ちはじめたら、そこにある資産は別の場所に移しましょう。
このようにネガティブな領域の回避は、資産防衛で重要です。
まとめ
FTXの破産申請が明らかになり、世界的な余波が続いています。
日本ユーザーが日本円を出金できないケースもあったようです。
このような事態に備え、今から対策を立てておきましょう。
複数の取引所を使った資産分散や、ハードウェアウォレットの活用などがおすすめです。
このように取り組めば、取引所に何かがあっても、損失を最小限にとどめられるでしょう。
今後も仮想通貨業界では何が起きるかわかりません。
あらゆる可能性に備え、資産防衛策を立てておきましょう。