株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(以下サクラエクスチェンジ)は28日のプレスリリースで、6月以降にBinance JAPAN(仮)を開始することを明かしました。
同社が展開する国内取引所への取次サービスは、5月31日で終了します。
日本版Binanceの本格的な活動開始が見えてきました。
Binance JAPANについて、最近の動向を紹介します。
要点
目次
Binance JAPAN(仮)とは
Binance JAPAN(仮)とは、2023年6月以降に日本で展開予定の仮想通貨取引所です。
世界トップクラスのBinanceを母体としているため、話題性があります。
活動開始とともに、日本で多くのユーザーを集めるでしょう。
グローバル版Binanceはメジャーからマイナーまで、幅広い通貨を扱っています。
事業規模も大きいため、日本でも注目を受けていました。
日本版としても、さまざまな話題を提供するでしょう。
以上からBinance JAPANの活動開始が待ち望まれるところです。
Twitterでは以下の口コミがあります。
サクラエクスチェンジとしてのサービスは順次終了へ
Binance JAPANの開始を受け、サクラエクスチェンジは既存サービスを5月31日に終了させます。
サービス終了のスケジュールは以下のとおりです。
・仮想通貨購入:5月1日中
・仮想通貨売却:5月26日中
・仮想通貨の預け入れ:5月2日中
・日本円出金:5月29日中
サクラエクスチェンジでは、26日に保有中の仮想通貨を売り、29日までに日本円として引き出さなければなりません。
サービス終了後は、仮想通貨の移動ができなくなります。
期日までに仮想通貨を売らなかった場合は、6月5日のレートで自動的に日本円に換金したうえで、14日までに銀行口座へ返金される形です。
ただし売却後の残額が出金手数料である770円に満たないときは、返金対象外になります。
現在サクラエクスチェンジを利用している方は、サービス終了のスケジュールを見ながら、期日までに出金の手続きを済ませてください。
2022年11月にBinanceがサクラエクスチェンジを買収
Binanceは2022年11月30日に、サクラエクスチェンジを買収したことがわかっています。
これによりサクラエクスチェンジは新体制に変わりました。
Binanceの日本進出の準備は、この時点である程度整っていたのでしょう。
このときの買収では、サクラエクスチェンジの発行株式のすべてを、Binance(AP)Holdings Limitedへ譲渡しています。
日本の仮想通貨取引所の運営企業を完全子会社化した形です。
この時点で、Binanceが日本での事業開始を見据えていたことがうかがえます。
世界的取引所の日本進出は、2022年11月の買収がサインだったのでしょう。
Binance JAPAN誕生で何が起きる?
Binance JAPAN誕生で、以下のメリットが期待できます。
・国内で取引できる仮想通貨の増加
これからは日本在住者でも、Binanceを安心して利用できるでしょう。
以前はグローバル版Binanceが日本語に対応していました。
しかし国内の仮想通貨交換業者として、金融庁への正式登録をしていなかったため、複数回の警告を受けています。
日本版Binanceとして金融庁から正式業者と認められれば、警告を受けることもありません。
Binance JAPANの影響で、国内で買える仮想通貨が増える可能性もあります。
グローバル版は、仮想通貨の上場数がトップクラスだからです。
そのため日本でも、Binanceが新規通貨上場に向けて積極的に動くでしょう。
以上からBinance JAPANは、国内の仮想通貨業界を変える可能性があります。
まとめ
Binanceの日本進出のメドが立ちそうです。
2023年6月以降の営業開始を見据えています。
日本版Binanceの登場は、国内の仮想通貨業界を大きく変えるでしょう。
今後の動向にも注目です。