日本国内でCoincheckがハッキング被害に遭い、約560億円分の仮想通貨が不正に送金されるという事件がつい最近発生しましたが、
国内のみならず海外でも同じようなハッキング被害に遭っているところがあります。
目次
イタリア ビットグレイルで約200億円分のナノ(XRB)が不正流出
イタリアの取引所であるビットグレイル(Bitgrail)で、2月8日に約200憶円分のナノ(XRB)が流出した事により、
顧客への支払い不能に陥っている事が判明しました。
2月9日にビットグレイルが発表した速報によると、約1700万XRBがハッカーにより盗まれてしまった、
これはXRB全供給量のうち約10%強を占める割合のXRBが盗まれた事になる。
しかし、ビットグレイルの経営者が誰かというのははっきりしておらず、匿名の経営者が運営している状態である為、
「匿名という事を利用して持ち逃げしたのではないか?」という声も多く見受けられる状態が続きそうだ。
次々と発生する巨額の不正流出、自分の身を守る為に出来る事とは?
仮想通貨市場に激震を起こしたCoinCheck不正送金事件や、
今回発生したイタリアの200億円不正流出事件など、
現在、仮想通貨市場において最も重要なのは「仮想通貨紛失のリスクをどれだけ減らせるか」といっても過言ではありません。
仮想通貨市場が盛り上がり、値上げや暴騰が発生したとしても仮想通貨自体がなくなってしまったら意味がありません。
今、あなたが持っている仮想通貨全てが突然「無くなりました。補償はありません」と言われた時、
三つの選択肢が与えられます。
1.泣き寝入り
2.裁判をする
3.補償される可能性を信じてひたすら待ち続ける
この選択肢全てにおいて多大な精神的疲労、肉体的疲労を覚悟しなければなりません。
CoinCheckの不正送金事件では盗まれた仮想通貨が、盗まれた時点でのレートで補償するという事もありましたが、
全ての取引所で万が一ハッキングなどにより不正流出した場合は補償されるとは限りません。
「ハッキングなどは防ぐ手段がないからどうしようもない」と思い、
まるで他人事のように何も行動せず、何も対応しないままでは非常に危険な状態です。
確かに、取引所ハッキングなどは予期せぬ出来事であり、一個人ではハッキングに対しては無力かもしれません。
ですが、取引所ハッキング以外にも「コンピューターウイルス」「フィッシング詐欺」による紛失も考えられます。
万が一自分が持っている仮想通貨が消えてしまったという場面に直面した時、
如何に自身の被害額を減らせるのか?というのは、自分自身で対応を行う必要が出てきます。
通常、取引所などを介して仮想通貨の売買を行っている場合、
自身が持っている仮想通貨の全てがオンライン上(取引所)に委ねられている状態です。
取引所が委ねられた仮想通貨を、コールドウォレット(オンラインから切り離したオフラインのウォレット)で保管しているかもしれませんが、
「仮想通貨はすべてコールドウォレットに保管しています」と言っていたCoinCheckが実際にはコールドウォレットではなく、
常にオンライン状態になっており、アクセスやハッキングが容易なホットウォレットに保管しているという実態がありました。
この事件により、多くの取引所がセキュリティ面での見直しを実施し、
「安全面を重視している取引所である」事がアピールポイントにもなっています。
しかし、取引所以外に仮想通貨を保管する方法もあります。
今仮想通貨に対して投資を行っている人が出来るリスクヘッジ(危機管理)とはどういった手段があるのか?というのをいくつかご紹介します。
①ローカルウォレット(クライアントウォレット)
オフライン状態のコンピューター内でも仮想通貨の保存が可能なローカルウォレットを利用する事により、
多額の仮想通貨をハッキングやウイルスといった脅威から守る事が出来ます。
取引所に預けているわけではない為、自分自身で仮想通貨を管理する事も魅力の一つです。
②ペーパーウォレット(コールドウォレット)
こちらもローカルウォレットと同じようにオフライン上で管理する紙媒体のウォレットです。
暗号化されたカギは多くの不規則な文字で構成され、多額の仮想通貨を守る為には最も最適な方法と考えられています。
取引所なども通常はこちらのコールドウォレットで顧客の仮想通貨を管理しています。
③ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、オンライン上から切り離した状態に置いてあるUSBをウォレットとして利用する事が可能です。
入出金する際はUSBをパソコンなどに接続する事によって、入出金が可能となります。
④複数の取引所に資産を分散させる!
オフラインでのウォレット管理は確かにセキュリティ面で考えれば最適だと思いますが、
ウォレット管理やオフラインウォレットの用意だけでもかなりの時間や費用が掛かる場合もあります。
また、入出金の際にも毎回オフライン媒体をオンライン媒体へ接続する必要が出てきたりするなど
オフラインで管理する場合、オンライン上で管理するよりも多くの手間が発生します。
オンライン上でも仮想通貨に対するリスクヘッジは可能です。
今、一つだけの取引所で仮想通貨を取引している場合は、
その取引所が何かしらの原因で仮想通貨を失った場合は全ての仮想通貨がなくなってしまう事になりますが、
複数の取引所に資産を分散させる事により、被害は最小限に抑えられます!
労力や費用を考慮した場合、
複数の取引所に資産を分散させる事はお手軽で強力なセキュリティ強化になります。
まとめ
仮想通貨市場は今、セキュリティに関して非常に敏感な時期です。
まずは資産を増やす前に、資産を守る事が第一です。
あなたも被害者にならないように、もしくは被害者になったとしても被害を最小限に抑えられるように
すぐにでもいずれかの対策を実施する事をおすすめします!
資産を守る為にオトクで安全な取引所は?
複数の取引所で資産を守りながら仮想通貨の取引をオトクに行えるのは
上記三つの取引所がオススメです。
セキュリティ面でもしっかりとマルチシグ(秘密鍵の分割化)、コールドウォレット(オフライン)での管理を実施しており、
仮想通貨の取引でも上記の3取引所が最も安定している選択肢だと思います。
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