SBI VCトレードは24日のプレスリリースで、ブロックチェーン企業のOasys Pte. Ltd.との業務提携を発表しました。
Oasysはゲーム特化のブロックチェーンです。
国内取引所との提携で、日本での認知度向上も望めます。
SBI Web3ウォレットのOasys対応などを見据えており、今後の動向に注目です。
今回はOasysが気になる人のため、そのしくみや最近の動向などを解説します。
要点
Oasysとは?
Oasysは2022年2月に活動開始したブロックチェーンプロジェクトです。
SBI VCトレードと提供する企業は、Oasys Pte. Ltd.になります。
ブロックチェーンとしてのOasysに関わる業務は、同社が中心です。
ゲームに特化したネットワークなので、ゲーマーにとっての使い勝手に期待が集まります。
Oasysは独自チェーンで、世界中のゲーマーの心をつかもうとしているのです。
MCH株式会社によるプロジェクト始動リリースでは、その使い勝手の良さがアピールされました。
たとえばトランザクションでは、ガス代無料かつ高速送金が可能です。
ローコストかつスムーズなデータ処理が期待できます。
ゲーマーにとっては、遊びやすいしくみになるでしょう。
一方で開発者にとっても、Oasysは使いやすいとされます。
以下のメリットを期待できるからです。
・NFTアイテムのマルチチェーン対応
・他ゲームとの連携
つまり決済や他ゲームとの連携により、利便性のある作品を生み出しやすいといえます。
Oasysはメタバース上のゲームの中心を目指して、開発を受けています。
プロジェクトメンバーには「My Crypto Heroes」など、人気ブロックチェーンゲームの開発者も含まれるのが特徴です。
ゲームへのブロックチェーン活用では、データ処理の長時間化が問題になります。
人気になるとプレイ人数が多くなり、処理落ちが気になるでしょう。
Oasysではそうした問題の解決も目指し、開発が続く状況です。
今回のSBI VCトレードとの提携で、Oasysの開発も発展するでしょう。
以上からゲーム業界に変革をもたらす可能性があります。
SBI VCトレードとの提携の目的は?
OasysによるSBI VCトレードとの提携目的は、以下のとおりです。
・OASトークン上場への取り組み
・SBINFT MarketでのOasys対応
・国際的マーケットメーカー「B2C2」での流動性提供
Oasysは自ネットワークの活動に、SBIのノウハウを取り入れたい模様です。
それだけでなく独自トークン上場も見据えています。
たとえばOasysネットワークがSBI Web3ウォレット対応を始めたとしましょう。
ユーザーによる仮想通貨調達の手間を省けます。
Oasys内で常用ウォレットを使えれば、仮想通貨を直接持参できます。
今回の提携では、SBI VCトレードから買った仮想通貨をSBI Web3ウォレットに入れれば、Oasysネットワーク内でいつでも活用できる可能性があります。
これだけでブロックチェーンゲームの利便性は向上するでしょう。
またOasysには、OASトークンという独自開発通貨があります。
SBI VCトレードに上場すれば、同トークンを買ってウォレットに入れ、すぐにゲームで使う流れを確立できます。
ネイティブトークンとしての役割も大きくなるでしょう。
NFTマーケットへの対応や流動性提供は、OASトークンの需要向上のためです。
同トークンを使ったNFT取引は、仮想通貨としての用途拡大を意味します。
B2C2のサポートで一定の流動性を受ければ、価格の不安定化のリスクも抑えられるでしょう。
Oasysはゲーム用チェーンや独自トークン発展のために、SBI VCトレードとのノウハウ共有を目指す狙いです。
SBI VCトレードの提携について、Twitterでは以下の口コミがありました。
まとめ
OasysがSBI VCトレードとの提携で話題です。
ゲーム特化のブロックチェーンを開発しており、今後の発展に期待できます。
今回の提携ではブロックチェーンやネットワーク、独自トークンの進展を望める状況です。
SBI VCトレードとのノウハウ共有で、知名度向上をどこまで果たせるでしょうか。