SBIホールディングス株式会社は14日のプレスリリースで、仮想通貨取引所を運営する株式会社bitpoint japanの買収を発表しました。
今回の買収により、bitpoint japanの100%連結子会社化が決まっています。
仮想通貨業界でもSBIの勢力が広がる状況です。
買収の詳細をまとめました。
要点
SBIホールディングスのbitpoint japan買収の概要
14日にSBIホールディングスが、bitpoint japanの買収を明かしました。
SBIホールディングスの連結子会社であるSBICAH合同会社を通して、bitpoint japanの株式のうち49％を取得しています。
残り株式の51％はすでに保有中なので、100%連結子会社化が決まりました。
bitpoint japanが手がける仮想通貨取引所bitpointも、SBIグループに入ります。
金融業界の第一線であるSBIブランドが、バックグラウンドになるのです。
今回をきっかけに、bitpointの人気が上がるかもしれません。
さらにSBIグループには「SBI VCトレード」という仮想通貨取引所もあります。
bitpointと同じグループに入れば、お互いの利益を高めあえるでしょう。
SBIグループに入ったことで、今後のbitpointの動向が見逃せません。
今回の買収について、Twitterからは以下の口コミがありました。
買収の理由は？
SBIホールディングスは、マーケティング活動の円滑化のためにbitpoint japan買収を決めたようです。
同社は買収により、以下の目的達成を考えています。
・顧客に対する狭いスプレッドの提供
・SBIホールディングスの資本業務提携先であるgumiグループ各社開発のゲーム内トークンをはじめとする、新規仮想通貨の上場
たとえばグループ勢力拡大により、bitpointだけでなくSBIグループのSBI VCトレードなどでも口座数増加を果たせるでしょう。
仮想通貨初心者にとっては、勢力の大きい取引所に興味を示しやすいからです。
新規顧客開拓のきっかけとして、買収はよい結果をもたらすでしょう。
またbitpointの方で、仮想通貨のスプレッドが狭まる可能性があります。
SBIは世界的マーケットメイカーのB2C2社も連結子会社化しています。
こちらからの流動性供給で、bitpointのスプレッド改善も見込めるのです。
買値と売値の差が縮まれば、購入後の通貨を安心して売りやすいでしょう。
新規仮想通貨の上場の可能性にも注目です。
SBIグループのサポートにより、SBI VCトレードやbitpointで新しい通貨を上場させやすくなります。
こちらも新規ユーザーやリピーターの獲得につながるでしょう。
以上からSBIホールディングスのbitpoint買収は、さまざまなメリットを生み出しそうです。
bitpointとは？
bitpointとは日本の仮想通貨取引所で、bitpoint japanが運営しています。
2023年2月14日時点では、17の仮想通貨を上場中です。
アプリやサービスの充実性から、使いやすいと感じるユーザーもいるでしょう。
bitpointでは仮想通貨の取引だけでなく、レンディングサービスも展開しています。
仮想通貨を取引所に貸し出して、一定期間後に利息とともに通貨を引き出せるしくみです。
つまりユーザーは利息によって資産を増やせます。
さらにbitpointにはスマートフォン公式アプリもあり、簡単操作での取引が可能です。
利便性が強みのbitpointなら、SBIグループ入りでさらに注目を集めるでしょう。
まとめ
SBIホールディングスによるbitpoint japan買収が話題です。
これにより取引所のbitpointも、SBIグループでの運営になります。
金融界の一大グループに入ったことで、bitpointがさらなる注目を集めるでしょう。
このようにSBIグループは、仮想通貨業界でも勢力拡大中です。
取引所のSBI VCトレードとともに、これからの動向が見逃せません。
