14日、ETF TrendsのCEO、トム・ライドン氏がCNBCに出演。
そこで同氏は今年、ビットコインETFが再注目される年だと述べました。
要点
今年ビットコインETFが再注目される?
Cryptocurrency, cannabis and eco-conscious investing: What's ahead in 2020 (via @ETFEdgeCNBC) https://t.co/325LbBvIjU
— CNBC (@CNBC) January 16, 2020
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ライドン氏によれば、今年はビットコインETFが再び注目され、なんと承認確率は60%とのこと。
同氏がそのポイントとして指摘したのは2つの要素。
まず、ひとつが今月から始まったシカゴオプション取引所での「ビットコインオプション」。
オプション取引・・・簡単なイメージはバイナリーオプションで一定の期間で値上がりするか・値下がりするかを予想する。厳密には、一定の期間までの「権利」を購入する。プロの間ではリスクヘッジの手段として用いられる。金融関連商品。
オプション取引はすでにBakktのビットコイン先物の出来高を超えており、こうしたリスクヘッジの環境はETF承認に有利に働くとのこと。
そして、もうひとつが先月承認されたビットコイン先物・ファンドです。
同氏含め、メディアでも報じられましたが、このファンドは機関投資家向けのビットコイン先物となっており、これはSECの仮想通貨の見方が易しくなったとの指摘があります。
もちろん、これらはランドン氏個人の見解ではありますが、いずれの材料も重要となるので、SECに関連する報道、米国のデリバティブ動向は引き続き注目です。
高騰の背景は何か
既報の通り、仮想通貨市場は直近で高騰しており、その背景には上記に挙げたシカゴオプション取引所での「ビットコイン・オプション」を指摘する声も。
その他に、ビットコインキャッシュSVが高騰したことから、半減期を意識し買いが集まったとの指摘があります。
明確な要因は明らかになっておらず、また高騰はこれら全ての要因があったとも考察できますが、年明けから規制や半減期など多方面の材料が報じられているので、整理はしたいところ。
ビットコインETFに関しては、今年も審査がされるものと思われるので、SECに関連する報道、米国の仮想通貨デリバティブ動向は引き続き注目となりそうです。
まとめ
14日、ETF TrendsのCEO、トム・ライドン氏がCNBCに出演。
同氏はそこで、今年ビットコインETFが承認される可能性が60%とし、その要因としてビットコイン・オプション取引の開始と、先月に決まったビットコイン先物ファンドを挙げました。
もちろん、これらはライドン氏個人の見解にとどまりますが、ビットコインETFは今年も注目されるテーマとなるので、関連する報道は引き続き注目です。