ブロックチェーン企業のアルゴランドは日本時間5月3日、FIFAワールドカップの公式パートナーになることを明かしました。
FIFA(国際サッカー連盟)のブロックチェーンパートナーとして、デジタル資産の戦略を助ける狙いです。
世界的なスポーツ組織との提携を決めたアルゴランドとは、どのような企業なのでしょうか。
仮想通貨とサッカーに興味がある方のため、その実態を解説します。
要点
アルゴランドとFIFAの提携について
アルゴランドは日本時間5月3日のTwitterにて、FIFAの公式ブロックチェーンとして活動することを発表しました。
訳:速報:FIFAはアルゴランドが公式ブロックチェーンとなり、最先端かつ持続可能な技術で世界のサッカーコミュニティに協力することを発表しました。詳しくはこちら→https://www.fifa.com/about-fifa/president/media-releases/fifa-announces-partnership-with-blockchain-innovator-algorand
アルゴランドの目的はFIFAのデジタル資産戦略のサポートです。
今回の提携によりワールドカップ2022の北米および欧州予選では地域サポーターを務めます。
さらに女子ワールドカップ2023でも、アルゴランドが公式スポンサーになりました。
サッカーとブロックチェーンの融合が、仮想通貨業界を盛り上げるのでしょうか。
今回の提携発表について、以下の口コミが寄せられています。
アルゴランドとは仮想通貨開発を手がけるブロックチェーン企業
アルゴランドは「未来の金融」をコンセプトとしたブロックチェーン企業です。
暗号学者のシルビオ・ミカリが創設しました。
アルゴランドの主な目的はブロックチェーン開発ですが、「ALGO」という単位の同名の仮想通貨も世に送り出しています。
公式サイトによると、アルゴランドは次世代金融商品や価値交換手段を作るのが目的です。
その技術は1000以上の世界的組織に選ばれており、バックグラウンドも強いといえます。
ブロックチェーン企業として、今後の展開に期待がかかるでしょう。
仮想通貨としてのアルゴランドは、独自のコンセンサスアルゴリズムが特徴です。
PPoS(Pure Proof of Stake)を採用しており、ステーキング中の通貨数量に関係なく、誰もがブロックチェーンに参加できます。
その点でイーサリアムのような人気通貨とも一線を画すでしょう。
最近はイーサリアムのように、一定通貨のステーキングを条件としたネットワーク参加が話題です。
しかしアルゴランドはそれよりも気軽にネットワーク参加ができます。
加えてブロック生成や取引承認を担当するバリデーターは秘密裏かつランダムに選ばれるしくみです。
以上から情報の機密性が高く、安全性も期待できます。
仮想通貨としても、アルゴランドの利便性は高いでしょう。
アルゴランドはまだ国内で買えないが将来性は高い
仮想通貨としてのアルゴランドは、記事執筆時点ではまだ国内で買えません。
しかしその将来性は高く、いつ日本上陸があってもおかしくない状況です。
アルゴランドは利便性と安全性を高次元で両立させています。
ここまでハイクオリティなブロックチェーンについて、見たことがない方もいるでしょう。
FIFAが認めたクオリティとなれば、今後世界的な影響の強化も予想されます。
まとめ
FIFAのブロックチェーンパートナーとして、アルゴランドが名乗りを上げました。
同組織のデジタル資産戦略のサポートをするためです。
ブロックチェーン企業として世界的に話題なので、FIFAワールドカップの運営においても戦力になるでしょう。
開発した仮想通貨のクオリティも高いため、今後日本にもさらなる話題を届けるかもしれません。
今のうちにアルゴリズムの名前を覚えておくとよいでしょう。