Blockworksによると、世界的eコマース企業のAmazonにWeb3事業進出の可能性があります。
2023年春にも事業開始の予定で、NFTやブロックチェーンゲームなどが候補です。
ネットビジネスのノウハウを知り尽くしたAmazonなので、可能性はあるでしょう。
この記事ではAmazonについて、Web3進出の可能性を解説します。
要点
Amazonが始めようとしているWeb3事業とは
Amazonは2023年4月をメドに、Web3事業を始めようとしています。
そこでの候補はNFTと、ブロックチェーンゲームです。
ともに多くの世界的企業が関心を寄せています。
とくに2023年春には、NFT中心にWeb3進出を始めると見られます。
eコマースのノウハウを知っているAmazonなら、そのノウハウをNFTに活かせるでしょう。
従来のネットショップと似た感覚で、NFTプラットフォームを作るかもしれません。
またブロックチェーンゲームに関しても、着々と準備を進めているようです。
Coinpostは複数の情報筋の証言として、Amazonの準備過程を説明しています。
それによるとレイヤー1のブロックチェーンプロジェクトへの言及がありました。
ほかにもゲームのスタートアップ、仮想通貨取引所や開発者との協業も模索中とのことです。
さらにCoinpostが紹介した情報筋のコメントでは、Amazon本体が新しいWeb3事業を主導するといいます。
本体企業が、多様なWeb3事業を考えているそうです。
つまり今後Amazonでは、世界中のユーザーがNFTやブロックチェーンゲームに触れられるかもしれません。
近年のWeb3機運の高まりを受け、Amazonもその流れに乗るのでしょうか。
AmazonのWeb3事業進出について、Twitterでは以下の口コミがありました。
これまでのWeb3事業はAWS主導だった
Amazonグループでは、これまでAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)がWeb3事業を主導していました。
実際にAWSは、1月12日にAva Labsとの提携により、アバランチ(AVAX)への対応を始めています。
分散型アプリケーション「dApps」展開や、ノード運用のために、アバランチのエコシステムやインフラを活用する形です。
アバランチは2020年9月にメインネットが立ち上がったばかりです。
「アバランチコンセンサス」という独自アルゴリズムにより、取引処理能力が高いとされます。
イーサリアムとの互換性もあり、仮想通貨だけでなくブロックチェーンとしても柔軟に使えるでしょう。
クラウドサービス提供などを手がけるAWSにとっては、理想の提携先です。
しかしAmazon本体も、Web3事業への関心を示していました。
CNBCが2021年4月に、Andy Jassy CEOによる同社のNFT販売への言及を紹介しています。
CEOはNFTと仮想通貨の将来性を評価していました。
当時の発言では、仮想通貨決済の導入は否定していましたが、NFTとともに普及する可能性を認めています。
以上から、AmazonがNFTをはじめWeb3事業に踏み出すと思った方もいるでしょう。
これまでのCEOの動向を考えても、AmazonのWeb3進出は時間の問題ととれます。
まとめ
AmazonのWeb3事業進出の可能性が報じられています。
2023年春にNFTから始まり、将来的にはブロックチェーンゲーム開発も視野に入っているようです。
ネットビジネスでさまざまな実績を積んできたAmazonなので、可能性はあるでしょう。
これまではAWSがWeb3事業に関心を寄せており、アバランチとの提携などを進めてきました。
しかし今回はAmazon本体に進出の可能性があり、実現ならビッグニュースになるでしょう。
今後のAmazonの動向から、目が離せません。