要点
・現在、強い売り圧力によってビットコインは16日間連続で12,000ドルを突破できないジレンマに陥っています。
・ビットコインの次の重要なサポートラインとして12,000ドルになるかもしれないと予測しています。
ビットコイン価格をアナリストが大胆に予測
ケインアイランドオルタナティブアドバイザー(Cane Island Alternative Advisors)社のティモシー・ピーターソン(Timothy Peterson)氏は、ビットコインが12,000ドルを上回った場合、30%以上の確率で今年末までには価格はさらに高騰し、1万7,000ドルに到達するとの予測を語っています。
ピーターソン氏のコメントは、12,000ドルを超えると、ビットコインが15,000ドルから17,000ドルへと高騰することを保証するという最近の報告書に続いて明かされています。
As of today, the probability that #bitcoin will hit an all time high before Dec 31 2020 is between 10% and 18%. https://t.co/TktAeZxf7O
— Timothy Peterson (@nsquaredcrypto) August 7, 2020
https://platform.twitter.com/widgets.js
ピーターソン氏はツイートでも同様の発言をしており、今年ビットコインが史上最高に達する可能性について10%~18%の確率であり得ると述べています。
これは、同氏の研究レポート「Bitcoin Spread Like a Virus(※直訳、ウイルスのように広がるビットコイン)」に基づいた発言で、ビットコインの長期的な価格推移は、長期的な成長率の影響を大きく受けるだろうと述べています。
仮想通貨市場では激しい変動があったものの、同氏は、ビットコインの価格は最終的に、高価値へと向かう傾向がすでにみられてお、ユーザー数が価格を移動させ、成長関数に従うだろうと語っています。
直近のビットコイン価格推移
ビットコインは過去16日間連続で12,000ドルを突破できず、横ばいの状態が続き、現在、下落の圧力と値上りの圧力という2つの圧力間の攻防が続いており、8月に入ると激しい販売圧力にやや負け気味となり、価格を押し下げる結果となっています。
実際に8月2日の売り圧力は非常に高く、ビットコインは11,000ドルを下回りだし、最終的に当日の価格は11,071ドルに落ち着いています。
また、8月12日には強気推移が展開され、価格は11,392ドルに戻り、売り圧力が翌日に実現しています。
それ以来、ビットコインはゆっくりではあるものの、這い上がってきており、17日22時(日本時間)の時点で11,902ドルで取引されています。
仮想通貨ユーザーおよびバイヤーは、に強い上昇が続いていることから、上昇トレンド範囲の下限を下回るまでの急落を必至に防いでいる現状だと海外メディアも報じています。
イーサリアムワールドニュース(Ethereum World News)によると、日足チャートでは明確な上向きの三角形が見られ、その解決策はビットコインの新しいサポートとして12,000ドルを上向きにする可能性があります。
MagicPoopCannon名にて活動している別のアナリストも、同じように10,600ドルを超えるブレイクアウトはビットコインが14,000ドルを超え、17,200ドルにまで上昇する可能性があると述べています。
現在、ビットコインで短期的に大幅利益を得るために自ら取引を実行している可能性があるとしてアナリストらは売買動向にも注目しています
ビットコイン価格が17,000を超えるには、12,000ドルを最終的に突破した場合にのみ上昇する可能性があると述べています。
最近のレポートによると、ビットコインが2カ月で9,000ドルに突破したことで、7月27日には10,000ドルを突破する勢いが生まれています。
アルトコインについても、現状ではトレンドにやや欠けている感がただよっており、高騰している銘柄と、低めにドリフトを続けている銘柄とがあり、全てが好機だとは言い難い現状です。
とは言っても、ビットコインが現在の取引範囲から抜け出し、市場全体へのガイダンスを提供するのは時間の問題かもしれないとアナリストは語っています。