バンク・オブ・アメリカ「ビットコインが再びデジタルゴールド化しはじめている」
要点
・世界大手の銀行バンク・オブ・アメリカがビットコインが再び避難資産になりつつあると言及
・その要因として「ゴールド（金）の相関性が再び上昇している傾向」を挙げている
バンク・オブ・アメリカの関係者は24日、
仮想通貨ビットコインが
避難資産になりつつあると指摘しました。
ゴールド（金）の相関性が
再び上昇している傾向を
要因として挙げています。
現在、BTCと金の40日間相関係数は
「0.5」と中度の相関関係にあるが、
相関係数が「0」だった今年8月と比較すると
上昇傾向にあります。
対照的に、
米主要株式指数のNASDAQ（ナスダック）と
ビットコインの相関係数は
今夏のピーク時には0.92まで上昇していたが、
ここ数週間は減少傾向にあり、
その分ゴールドとの相関性が増したとの
見方もあります。
金（ゴールド）は歴史的にリスク回避のための
安全資産としての性質が認められるほか、
米ドルなどの法定通貨が
大量発行により希釈化される中、
供給量の限定されるゴールドは、
インフレヘッジのための
代替（オルタナティブ）資産の一つとしても
一定の需要を発揮してきました。
その点において、
ビットコインも最大供給量が
2,100万BTCと有限であることから、
2020年頃には「デジタル・ゴールド」としての需要が
保有理由として挙げられた時期もありました。
■ネットの反応
ビットコインとゴールドが資産として相関関係にある一方で
株との相関関係が減少しているという見方もあるようです。
米国株は6月以来最大級の上昇！ビットコインなど仮想通貨相場も連れ高
要点
・NYダウの大幅反発に追従する形でビットコインほかの仮想通貨市場も価格上昇で推移
・主要国の法定通貨に対する米ドルの強さを示す「ドル指数」高騰も、世界各国にとって看過できない水準となりつつある
週明けの仮想通貨市場では、
ビットコインは前日比1.2%高の19,422ドルでした。
BTCに次ぐ時価総額2位の
イーサリアム（ETH）は、
前日比3.5%の1,354ドルで推移しています。
前日まで弱気シナリオを示していた
アナリストのKALEO（@CryptoKaleo）氏は、
”Uptober”に言及しました。
Uptoberとは、アノマリーを示す「Up+October」の造語。
なお、BTCの週足は陰線から陽線に転じました。
ローソク足のコマは買い手と売り手が拮抗していることと
相場の迷いを示しており、
天井圏や底値圏では相場の反転を示唆することがあります。
BTCの価格推移は先週、
始値19,261ドルから安値18,659ドルまで下落するも、
終値ではダウ（ナスダック）市場の反転に伴い
19,572ドルまで反発して終えました。
相場反転の背景には、
先行指標の「ドル指数（DXY）」の上昇一服と、
週末にかけての
米ニューヨーク株式市場の大幅反発があります。
FRB（米連邦準備制度）は今年以降、
インフレ（物価高）抑制のために
前例のないペースでの利上げを繰り返してきました。
一方、過度の金融引き締めは
景気を冷やしすぎる副作用が懸念されています。
最近では、ユーロ、円、ポンドなど
主要国の法定通貨に対する米ドルの強さを示す
「ドル指数」の高騰も目立っており、
ドル高・円安の加速から”24年ぶりの為替介入”に
踏み切った日本をはじめ、
他国にとっても看過できない水準となりつつあります。
今回の記事のまとめ
■『バンク・オブ・アメリカ「ビットコインが再びデジタルゴールド化しはじめている」』について
・世界大手の銀行バンク・オブ・アメリカがビットコインが再び避難資産になりつつあると言及
・その要因として「ゴールド（金）の相関性が再び上昇している傾向」を挙げている
■『米国株は6月以来最大級の上昇！ビットコインなど仮想通貨相場も連れ高』について
・NYダウの大幅反発に追従する形でビットコインほかの仮想通貨市場も価格上昇で推移
・主要国の法定通貨に対する米ドルの強さを示す「ドル指数」高騰も、世界各国にとって看過できない水準となりつつある
ビットコイン価格は週明けから280万円台後半で安定しています。
