バイナンス、FTX買収に合意
要点
・大手仮想通貨取引所のバイナンスが、同業大手のFTXを買収することで合意
・買収対象はグローバル事業を展開する「FTX.com」で、日本の「FTX Japan」は含まれない
仮想通貨取引所バイナンスは、
同業大手のFTXを買収することで合意しました。
両社の最高経営責任者（CEO）が9日に発表しています。
買収の対象になるのは
グローバル事業を展開する「FTX.com」で、
米国の「FTX US」や
日本の「FTX Japan」は含まれません。
現時点で買収に拘束力はなく、
まずはこれから数日間で
バイナンスがFTXの状況を調査することになります。
FTXが流動性危機に陥って
支援を要請をしており、
バイナンスのチャンポン・ジャオ（CZ）CEOは、
ユーザーを保護するために
買収の基本合意書に署名したと述べました。
CZ氏は、今回の契約が正式に成立するには
一定の時間がかかるだろうとも説明。
リアルタイムで状況を調査していくとしており、
バイナンスはいつでも
今回の契約を撤回することができるとも述べています。
状況次第で、
FTXのトークンであるFTTの
価格変動が大きくなる可能性もあるとしました。
また、買収発表後には、
全ての仮想通貨取引所は
準備金の証明をすべきだと主張。
銀行は預金を一部を残して投融資に回していますが、
仮想通貨取引所はそれをすべきではないと述べました。
バイナンスは透明性のために、
近く準備金の証明に取り掛かると説明しています。
■ネットの反応
バイナンスの当該ニュースが材料となって一時的に急騰しましたが、
その後暴落して現在に至ります。
ビットコイン260万円台に急落！NYダウは続伸するも仮想通貨市場は暴落
要点
・仮想通貨市場が暴落で全面安
・なおNYダウは続伸しており、金先物（ゴールド）もプラス
11/9（水）朝の相場動向は
以下になります（前日比）
NYダウ：33280.13ドル +1.38%
ナスダック：10653.89ドル +0.85%
日経平均：27,872.11円 +1.25%
米ドル指数：109.525ドル -0.43%
米国債10年：年利回り4.147% -1.60%
WTI原油先物：89.25ドル -2.77%
ビットコイン：18,298.69ドル -12.2%
イーサリアム：1,316.93ドル -17.7%
FTT：5.48ドル -75.1%
金先物（ゴールド）：1,715.10ドル +2.08%
今日のニューヨークダウ平均は乱高下し昨日から続伸。
米中間選挙は日本時間の8日夜から開始し、
現在は結果待ちです。
予測として野党・共和党が下院を抑える勝率は高いが、
与党・民主党が上院で過半数を維持する可能性もあるとのこと。
一方、仮想通貨市場は大暴落。
取引所大手バイナンスが8日深夜、
取り付け騒ぎになったFTX（FTX.com）を買収する
意向を発表したことを受け、
ビットコインは一時20,600ドル台まで急騰したものの、
その後反落し一時17,200ドル台まで暴落しました。
なお、FTXのプラットフォームトークンFTTは
前日比-75%の大幅安。
執筆時は5.3ドルという2020年末以来の安値で取引されています。
今回の記事のまとめ
■『バイナンス、FTX買収に合意』について
・大手仮想通貨取引所のバイナンスが、同業大手のFTXを買収することで合意
・買収対象はグローバル事業を展開する「FTX.com」で、日本の「FTX Japan」は含まれない
■『ビットコイン260万円台に急落！NYダウは続伸するも仮想通貨市場は暴落』について
・仮想通貨市場が暴落で全面安
・なおNYダウは続伸しており、金先物（ゴールド）もプラス
ビットコインおよび仮想通貨市場は現在暴落中です。
日本の株式市場も下げ相場でした。
