企業によるビットコイン投資の先駆者であるMicroStrategy社が、企業向けのビットコイン投資セミナーを開始しました。
このセミナーには、約1,400社ほどの企業から事前登録があったとのことです。
セミナー内では、ビットコインになぜ投資するのかといった議論が交わされました。
企業向けビットコイン投資セミナーが開催
71,079BTC(約2800億円相当)を保有しているMicroStrategy社が、企業向けのビットコイン投資セミナーを開きました。
MicroStrategyのCEOであるMichael Saylor氏も出席し、ビットコインを持つメリットなどを様々な企業と議論を交わしたようです。
Saylor氏は、2020年3月からビットコイン投資へ興味を示すようになり、個人としても200億円相当のビットコインを保有している人物です。
彼はコロナによるインフレに対して非常に敏感になっており、資産を法定通貨のまま保有していると毎年15%程度の価値を失うだろうと考えています。
その為、セミナー内でもインフレに対するヘッジ手段としてビットコインへの投資を推奨しました。
大企業の経営者視点から見るインフレ論は非常に重要であり、セミナー参加者は貴重な体験となったでしょう。
事前登録に約1400社が応募
今回開かれたセミナーには、約1,400社からの事前登録があったようです。
その中にはなんと、イーロンマスク氏が率いるSpaceX社も参加しています。
現時点では、ビットコインに投資をしている企業はごく僅かですが、潜在的にはかなりの企業がビットコインへの投資を考えていることが伺えます。
SNSでも、この事実に期待を込めている人々が多く見受けられました。
この1,400社の中から、どれだけの企業が実際に投資をするかは定かではありませんが、市場への影響が大きいことは間違いありません。
また、数多くの成功事例が誕生すれば、更に多くの企業が参入してくることでしょう。
爆発的に投資家が増える可能性も
今のビットコインの課題は、"よく分からない・投資している人が少ない・リスクが高そう"といった不安をどう払拭するかが重要であると考えられています。
特に、投資している人が少ないということを理由に、ビットコインへの投資を避けている人は少なくありません。
2017年以降、著名人がビットコインについて言及することが多くなってきたことで、多少は一般人にも理解されるようにはなってきていますが、まだまだ未知の領域であることは明白でしょう。
"ビットコインの名前は知ってるけど何だか危なそう"と思っている人も数多く存在しています。
むしろ、日本においてはこの考えが一般的です。
仮想通貨に投資をしてますなんて言おうものなら、周りから冷ややかな目で見られることも珍しくありません。
しかし、企業がビットコインを当たり前のように保有する時代になることで、その不安や疑問が払拭される可能性は非常に高いです。
このように、どこがビットコイン保有しているか、どんなところが導入しているかによって人々のイメージは大きく変わります。
その為、企業によるビットコイン投資増加は、仮想通貨が浸透していく上で必須になってくる要素であると言えるでしょう。
まとめ
MicroStrategy社が開催したビットコイン投資のセミナーに約1,400社もの企業が事前登録をおこないました。
この結果から、ビットコインに投資をしたいと考えている企業は潜在的にかなりの数が居ると考えられます。
今はまだ、ビットコインに投資する恐怖やリスクが纏っているので、躊躇している企業も多いでしょう。
ですが、何かをきっかけに続々と企業が参入することで、爆発的に投資家が広がる可能性があります。