11月後半以降にビットコインETFをめぐり、SEC(米証券取引委員会)と面談する企業が複数現れました。
ブラックロックとグレースケールは、すでに2度面談をしています。
インヴェスコは28日に、一部メディアでSECとの面談を報じられました。
米国ではビットコインETF承認の機運が高まっており、実現すればビットコイン市場の高騰につながるでしょう。
今回の記事で、近況を詳しく見ていきます。
要点
ビットコインETFに関して3社がSECと面談
11月後半以降、ビットコインETFの上場申請中である3つの企業が、SECと面談したことがわかりました。
該当企業は、以下のとおりです。
・グレースケール
・インヴェスコ
ブラックロックは11月20日と28日の2度にわたり、SECと面談をしています。
SECのメモによると1度目の面談で、現物および現金の受け渡しのプレゼンテーション資料をSECに提出しました。
Coinpostによると2度目の面談で、同じ資料の修正版を出しています。
プレゼンテーション資料は、発行と償還手段をまとめたものです。
修正資料内では、米国のブローカーやディーラーについて、ビットコインを扱わないことを明示しています。
それにより海外マーケットメイカーは、ETFの償還に関するリスクを抑えられるといいます。
ブラックロックは2度目の面談で、ビットコインETFの提供内容をブラッシュアップさせました。
米国株式市場での承認に向けて、SECに歩み寄る状況です。
グレースケールも、複数回の対話を通して、SECから申請を勝ち取ろうとしています。
SECのメモによると、最初の面談はブラックロック同様11月20日です。
そこでGBTC(ビットコイン投資信託)の取引の規則変更を議論したといいます。
グレースケールは既存であるGBTCのビットコイン現物ETFへの転換を申請しており、その議論を進めている最中です。
2度目の面談は11月29日ですが、Coinpostによると詳細はわかっていません。
しかしETF専門家であるNate Geraci氏が公式X(旧Twitter)で「フィニッシュラインに近づいている」として承認の可能性を語るなど、機運は高まっています。
インヴェスコは28日にSECと初めて会談しました。
しかしCoinpostの報道では、詳細が一切わかっていません。
これまで3社がビットコインETFの承認を見据え、SECと面談をしてきました。
ブラックロックやグレースケールは2度の面談をしており、承認への本気度がうかがえます。
米国でのビットコインETFの上場は、いつ実現するのでしょうか。
X(旧Twitter)では、以下の口コミがありました。
ビットコインはETF承認で高騰の可能性
ビットコイン市場はETF承認があれば、高騰の可能性があります。
これまでもビットコインETF関連の報道時期で、価格上昇が見られてきました。
米国は全世界のなかで、仮想通貨市場をリードしています。
ビットコインETFも、多くの投資家が注目しているでしょう。
米国での前向きな経済ニュースは、ほかの国にも影響を与えます。
結果として全世界からビットコインの買い注文が集まり、価格を伸ばすのです。
以上からビットコインETFが承認されれば、多くの取引所で買い注文が殺到するでしょう。
承認時の価格が注目されます。
まとめ
ビットコインETFの承認をめぐり、複数企業がSECと面談しました。
ブラックロックやグレースケールは、面談内容の一部がわかっています。
インヴェスコは面談内容を報じられていませんが、こちらも承認に向けて、進展の可能性があるでしょう。
最初にビットコインETFの上場を承認されるのは、どの企業でしょうか。
いずれにしてもETFの上場によって、ビットコイン市場でも需要が広がりそうです。