慈善団体セーブ・ザ・チルドレンの仮想通貨寄付は約半分がイーサリアム

セーブ・ザ・チルドレンとは？

セーブ・ザ・チルドレンは国際NGOの一種です。
子どもへの総合的な支援活動を目的として、1919年に創設されました。
日本でも1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが活動を始めています。
そのため日本国内外で高い知名度を誇る団体です。

たとえば海外では保険や栄養、教育などの観点から、子どもの生活を支援しています。
紛争や自然災害のある地域では、人道支援を展開してきました。
国内でも東日本大震災や熊本自身などで、復興実績があります。
ほかにも児童虐待の予防や貧困問題解決など、子どもの権利の問題に取り組んでいます。

セーブ・ザ・チルドレンは、日本を含めあらゆる国で、子どもの生活を助けているのです。
 

仮想通貨寄付の約半数がイーサリアム

セーブ・ザ・チルドレンには、仮想通貨の寄付を募るHODLホープキャンペーンがあります。
2023年11月30日時点で、寄付額は763万2592ドル（11億2475万4022円）です。
HODLホープキャンペーンは仮想通貨の種類別に、寄付額とその割合を公表しています。

出典：HODLホープキャンペーン

イーサリアムが約50％でトップに立っており、約34％のビットコインが続いています。
上記2銘柄が、寄付率でほかの仮想通貨を大きく引き離す状況です。
イーサリアムとビットコイン以外ではUSDコイン、ビットコインキャッシュ、テゾスなどが寄付に使われました。

市場の時価総額ではビットコインがほかを圧倒していますが、HODLホープキャンペーンではイーサリアムが好まれています。
なお同キャンペーンでは、2023年内の1000万ドルの寄付額達成を目標としています。
今後も仮想通貨への寄付に、可能な限りご協力ください。
 

仮想通貨は寄付との相性がよい

HODLホープキャンペーンに限らず、仮想通貨は寄付に使いやすいといえます。
仮想通貨は法定通貨と違い、中央集権管理がありません。
全世界のユーザーによる分散管理で、どこの国でも使えます。
国際送金に用いやすく、世界的なチャリティー活動にも役立つでしょう。
HODLホープキャンペーンの成果も、Web3時代特有の現象です。

近年はシンガポール赤十字も、仮想通貨の寄付を募りはじめました。
ここではビットコインやイーサリアム、USDTなどでの寄付が可能です。
今後も慈善事業で、仮想通貨による寄付が見られるでしょう。

国を問わず使用できるため、日本からも海外の団体へ寄付額を送れます。
Web3時代なら、慈善業界でも仮想通貨がトレンドになるでしょう。
 

まとめ

セーブ・ザ・チルドレンは、HODLキャンペーンで仮想通貨寄付を募っています。
2023年11月30日時点では、イーサリアムが寄付額の約半数を占める状況です。
ビットコインより、イーサリアムユーザーが積極的に寄付をしているとわかりました。

仮想通貨はあらゆる国で柔軟に使えるため、慈善団体の寄付プロジェクトに合います。
HODLキャンペーンに限らず、今後も仮想通貨を使ったチャリティーが話題になるでしょう。