米商品先物取引委員会(CFTC)が、
最大100倍のレバレッジが可能という謳い文句で注目を集めていた
仮想通貨取引所ビットメックスを調査していた事が公表されました。
仮想通貨取引所BITMEX(ビットメックス)が不法行為か?
今回、ビットメックスが米商品先物取引委員会(CFTC)から調査を受けている事が判明し、
この調査は「数か月間」行われているとの事です。
この情報は、TwitterのユーザーHASH CIBのツイートから広まりました。
調査内容は"米国からのトレーダーに対し取引を許可していないか"という点になります。
ビットメックスは、仮想通貨の金融派生商品(デリバティブ)取引を取り扱っていますが、
その商品等が「米国のCFTCから許可を受けていないにも関わらず、米国トレーダーに提供している」という可能性が問題点となっています。
米国のトレーダーに無許可で商品を提供している疑いがある為、
長期間に及ぶ調査が行われている状況という訳です。
以前から不法行為が指摘されていた"ビットメックス"
"破滅博士"と呼ばれているニューヨーク大学で教授を務めるルビーニ教授が16日に以下のような発言を行っていました。
ビットメックスには規制という概念が無く、公然と組織的に不法行為に加担している。
加えてプロジェクト・シンジケートにルビーニ教授が寄稿した内容の中に、
ビットメックスが謳い文句として出している"最大100倍のレバレッジ取引"に関して
「個人投資家の貯金を"清算ファンド"に許可なく移している」と主張しており、
個人投資家の負債清算額がビットメックスの売上高の半分を占めていると述べています。
又、ルビーニ教授はTwitter上でもビットメックスに対して批判を行っており、
ビットメックスが規制されていない為に、
ビットメックス社内で何が行われてるか知る事は不可能であり、
加えて顧客情報の確認が行き届いておらず、
「証券法と規制に違反している」
と述べています。
これに対して仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、
ブルームバーグの取材に対し、以下のように述べています
私達は引き続き世界中の規制動向を注視し、取引に対して適用される法律や規制に従います。
又、犯罪や価格操作、顧客の不当な扱いなど証拠のない主張に対しては一切取り扱うつもりはありません。
あくまで顧客が私たちの中心です。
ビットメックス側は規制や法律に違反していないと主張しており、
批判的な声に対して真っ向から立ち向かう姿勢を見せていました。
しかし、現実として数か月間に及ぶ調査が行われる事もあり、
ビットメックス側の動向が注目されています。
BITMEX(ビットメックス)まとめ
今回のニュースにより、
ビットメックスを利用しているトレーダーに不信感が蔓延してしまう懸念があります。
ビットメックス側は一刻も早く事態を収拾させ、
不法な行為を行っていないのであれば、
一刻も早く身の潔白を証明する必要があります。
事態が長期化する事により、
ビットメックス利用者の減少を招いてしまう可能性が出てくるかもしれません・・・。