SEC(米証券取引委員会)は10日、ビットワイズが申請していたびETFを拒否したことを発表。
これで、ビットコインETFが全て拒否された形となりました。
要点
ビットワイズの申請していたETFが拒否へ
SECは10日、上記の文書で公式にビットワイズが申請していたビットコインETFを拒否したことを発表。
これで申請されていたビットコインETFが全て拒否された形となり、早くても認可は来年ということになりました。
直近ではSECクリントン委員長がETFに関し前向きな発言をしていましたが、今回はそれに反して残念な結果に。
先日のリブラからPayPalが脱退した件もそうですが、現段階でETFが実現するには、規制上難しいことを改めて認識したこととなりました。
来年もビットワイズのらの企業は申請する可能性がありますが、SECの指摘する「価格操作の懸念」から現在のビットコイン市場(時価総額16兆円)を考えると、なかなか厳しいかもしれません。
拒否発表も市場は逆行高
既報の通り、SECの発表があったにも関わらず、10日の仮想通貨市場は逆行高の展開に。
これを踏まえると、ビットコインETF拒否は、市場が材料視していなかったか、すでに織り込んでいたということがわかります。
織り込みに関しては、専門家からもETF早期実現は難しいとの指摘が多く出ていました。
それらを考慮すると、今回のSECの判断は事前にわかっていたともいうことができるでしょう。
今回の発表で注意したいのは、これまでと違い延期ではない、ということ。
専門家の意見も考慮すると、ビットコインETF実現にはまだまだ時間がかかりそうなので、数年といった長期のスパンで動向を追うしかないかもしれません。
まとめ
SEC(米証券取引委員会)は10日、ビットコインETFを申請していたビットワイズを拒否したことを公式に発表。
その結果、現在申請されていたビットコインETFは全て拒否された形となりました。
しかし、専門家や投資家の間では当面先になるというのがコンセンサスに。
そのため、今のところ市場への影響も限定的であるため、ビットコインETF動向は長期的なスパンでみていく他ないのかもしれません。