BinanceCEOのCZ氏は8日、BSCで必要なガス代が下がったとツイートしました。
ガス代は10Gweiから5Gweiと半分にまで下がったので、DeFiユーザーにとってはかなり嬉しい調整でしょう。
この影響で、資金が少ないユーザーでも気軽にDeFiに参加できるようになりました。
BSCのガス代が半分に
DeFiではちょっとしたアクションを起こすだけで毎回ガス代が発生してしまうので、DeFIユーザーはガス代問題で疲弊しているのではないでしょうか。
しかし今回、DeFiで資産を運用している人にとって、非常に嬉しいニュースが舞い込んできました。
なんと、BSCのガス代が半額になったというのです。
訳:BSCは素晴らしいコミュニティです。BNBの価格は上がり、ガス代はダウンしました。
最近はバイナンスコイン(BNB)が高騰していることもあり、ガス代の影響でアクションが起こせない人も多くいたことでしょう。
そんなことを察してか、遂にガス代の調整に踏み切ったようです。
具体的には、今まで10Gwei必要だったガス代が5Gweiに調整されています。
DeFiユーザーからは歓喜の声が
ガス代調整の影響で、資金が少ないユーザーも気軽に参加できるようになった為、今後のDeFiの発展が更に期待できるようになりました。
実際、SNSでも非常に歓喜の声が挙がっています。
DeFiを日常的に利用しているユーザーからすれば、一日に数百円~数千円程度掛かっていたわけですから
半額になったというのはとても嬉しいことでしょう。
特に値動きの激しい通貨のFarmは、毎日の収穫が重要となってくるので、手数料負けすることも少なくなります。
その為、これを機に更にDeFiが活性化していくことが期待されています。
雲行きが怪しい気配もある
DeFiの利用者数は増加している一方で、度々トラブルも発生しています。
最近では、Monster Slayer Financeという比較的規模の大きい中堅どころが運営を放棄する事態が起こりました。
この影響で、アルゴステーブルコインが大幅に下落を起こしたり
急激に人気が出ているUranium Financeでハッキングが発生したりと、ユーザーの資産を脅かす事件が多発しています。
DeFIユーザーにとって、ラグプル(運営が逃げて資産を持ち去られること)やハッキングが何よりも危険視すべきリスクと考えられているので
このような不祥事が続くと、DeFiから撤退するユーザーが増加してしまう懸念があります。
コインチェック事件の再来に注意
今、一番恐れられていることは、何かしらの事件をきっかけにDeFiが崩壊することです。
例えば、2018年初頭のコインチェックから580億円相当のNEMが流出した事件によって、アルトコインブームは完全に終焉を迎えました。
DeFiもいわば、アルトコインブームの熱狂時に近い状態である為、何かひとつ大きな事件が起これば、瞬く間に崩れ去る懸念があるのです。
今はDeFiが仮想通貨の中心と言っても過言ではない状況なので、DeFiが崩れることで仮想通貨全体の相場もつられて下がる可能性もあるでしょう。
仮想通貨自体がそうですが、まだまだ不安定な環境であるからこそ、何か起こった際のリスクがとても大きく
常にリスク対策をしておく必要があります。
まとめ
今回はBSCのガス代が下がったニュースについて取り上げました。
このガス代調整によって、10Gweiから5Gweiと半分にまで下がったので、今までよりも気軽にアクションが起こせるようになりました。
今までは資金が少ないユーザーは、手数料負けすることが多かったのですが、この調整によってより利益を出せる可能性があります。
その為、新規ユーザー参入がしやすく、よりDeFi市場が活発になっていくことでしょう。
ただ、一方で中堅規模のDeFi運営が不祥事をやらかしたりと、雲行きが怪しい部分もあるので、常にリスク対策をしておくことは忘れてはいけません。