ビットコイン(BTC)は3月14日までに過去最高値を更新する値動きとなったビットコイン(BTC)でしたが、
その後は再び反落の値動きが起きており、持ち合いの値動きへと移行しています。
3月20日までに持ち合いの値動きが続くビットコインは、
週明けには大きな値動きへ移行するのでしょうか?チャートを分析していきます。
ビットコイン(BTC)は持ち合いパターンを形成中
BTC/JPYの4時間足チャートを分析していきます。
2月22日から非常に強い反落を経由し、押し目買いという形で再び上昇チャートを形成しているビットコイン(BTC)。
3月14日までに上値を670万円台まで伸ばしています。
大きな反落を経由した後の上昇チャートだったこともあり、
直ぐに反落の値動きへ転じているビットコイン(BTC)。
長期的に見ると、これまで上値を更新してきたビットコイン(BTC)にとって、
上値更新の値動きが止まり、持ち合いパターンが形成しています。
ビットコイン(BTC)はシンメトリカルトライアングルパターンへ
ビットコイン(BTC)は、3月14日以降持ち合いパターンが形成されています。
持ち合いパターンは上下対象に値幅を収束させているシンメトリカルトライアングルです。
シンメトリカルトライアングル
対照型トライアングルとも呼ばれる、
上値の切り下げと下値の切り上げが対照的に起きており、チャート上では綺麗な三角の形です。
トライアングルの収束点近辺では、大きな値動きが示唆されます。
トライアングルの収束点は、3月23日ということになり、
ビットコイン(BTC)は週明けの半ばには大きな値動きを展開する可能性があります。
また収束点近辺へ到達せずとも、
3月14日以降から形成された下降トレンドライン、
3月1日より形成された上昇トレンドラインをブレイクすると、
そのまま大きな値動きへ繋がる可能性も意識しておきましょう。
シンメトリカルトライアングルは、大きな値動きを示唆する一つのサインですが、
その働きが上昇・下落どちらに傾くかまでは判断できません。
しかし現在形成されている上昇トレンドラインは、
下降トレンドラインより長く形成されている分、
相庭では多くの投資家に意識されやすいラインでもあります。
そのため特に下降トレンドラインを下回る展開となる場合は、
そのまま大きな下落を形成する可能性があるため注意しましょう。
方向感の値動きは中期的にも続く?
BTC/JPYの日足チャートも合わせて確認していきます。
3月14日以降、シンメトリカルトライアングルを形成しているビットコイン(BTC)。
その収束点は、早くも週明け半ばには辿り着く展開となり、
一時的に大きな値動きが起きやすい相場といえるでしょう。
しかし現在のビットコイン(BTC)チャートを日足で確認する場合、
MACDにてダイバージェンスも発生していることから、
更なる上値更新には至りにくい相場になってはいます。
ダイバージェンス
移動平均線から派生したインジケーター、MACDなどで起きるサイン。
MACDチャートでは上値が切りあがっているものの、
実際のチャートの上値が切り下がることを一つのダイバージェンスと呼び、
それまで形成されていた上昇トレンド終了を示唆するサインとなります。
そのため仮に、シンメトリカルトライアングルから上放れの値動きを形成した場合も、
ビットコインの最高値更新には至りにくい、もしくは更新してもわずかな値幅となるか、
下放れを起こした場合も、20日EMAや直近安値である460万円台近辺を割る形には、
至りにくく、中期的にもレンジ相場が続く可能性が高いでしょう。
しかし中期的なレンジ相場形成は今後の相場を判断する重要な相場となります。