ビットコイン、年初来安値を更新…日経平均株価も836円安の暴落
要点
・ビットコインが大暴落して年初来安値を更新
・日経平均株価も836円安という波乱の週明けに
先週末から暴落の兆しを見せていたビットコイン、
週明けは320万円台まで急落しました。
これは12日の年初来安値を割り込む数値となります。
なお、13日の日経平均株価は836円安となりました。
大幅下落の背景として、
10日夜に発表された
先月のCPI(米消費者物価指数)が挙げられます。
前年同月比8.6%上昇で40年ぶりの高水準を更新し、
市場を予想を上回って着地しました。
記録的なインフレ長期化と
リセッション(景気後退)リスク、
FRB(米連邦準備制度)による
金融引き締め加速への懸念が高まりました。
これに伴う長期金利上昇は、
株やビットコイン(BTC)などの
リスク資産の下押し要因です。
なお、イーサリアム価格は、
前日比9.84%安と急落しています。
■ネットの反応
昨日を下回る大暴落で投資家たちからも悲鳴があがっていますが
ビットコイン買い増しに走る人も少なくなかった模様です。
イーサリアム開発チーム、難易度爆弾の発動延期
要点
・イーサリアム開発チームが「ザ・マージ」に関する難易度爆弾の発動を遅らせると発表
・2022年8月中旬を目処に、2ヶ月程度遅延させるとしている
イーサリアム(ETH)の開発チームは10日、
「The Merge(ザ・マージ)」に関する
難易度爆弾の発動を遅らせることを報告しました。
マージは英語で「統合」を意味しており、
The Mergeでは、ユーザーが現在利用している
旧イーサリアム(メインネット)と
「ビーコンチェーン」と呼ばれる新しいチェーンを
「統合」することにより、
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への
アップグレードが完了します。
開発チームは、まずテストネット「Ropsten」において、
The Mergeを実装したところです。
今後は、2つのテストネット(GoerliとSepolia)を経てから、
最終的にメインネットでも実装される予定です。
今回、チームはRopstenでThe Mergeを行った際に
明らかになったバグについて話し合い、
難易度爆弾の発動を2022年8月頃まで延期する
イーサリアム改善案(EIP)5133を採用しました。
なお、過去にも発動は5回延期されています。
難易度爆弾(ディフィカルティボム)は、
バリデータ(マイナー)を、
スムーズに新たなチェーンに移行させるために
行われる措置です。
ブロック難易度(バリデータが取引を検証し、
ブロックチェーンに追加するのにかかる時間)を
次第に指数関数的に増加させ、
最後にはバリデータが新しい取引を
マイニングすることを不可能にして、
イーサリアム上のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を
強制的に終了させるものです。
開発をリードするTim Beiko氏は、
「EIP5133は、難易度爆弾を
さらに500,000ブロック遅らせ、
2022年8月中旬にする」として、
次のようにツイートしています。
「手短に言うと、私達は難易度爆弾を
遅延させることに同意しました。
正確な遅延や発動の日時を決める前に、
すべての関連事項について確認を行うつもりだが、
2か月程度の遅延と、
6月下旬のアップグレード稼動を目標としている」
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン、年初来安値を更新…日経平均株価も836円安の暴落』について
・ビットコインが大暴落して年初来安値を更新
・日経平均株価も836円安という波乱の週明けに
■『イーサリアム開発チーム、難易度爆弾の発動延期』について
・イーサリアム開発チームが「ザ・マージ」に関する難易度爆弾の発動を遅らせると発表
・2022年8月中旬を目処に、2ヶ月程度遅延させるとしている
ビットコインがついに年初来安値を更新してしまいました。
仮想通貨は全面安で、株式市場も急落で大荒れとなっています。