急落したビットコインが急回復!? しかし、トレーダーは不安視している模様
要点
・ビットコインの価格が急落後、急回復していた
・一部の仮想通貨取引所でトラブルが発生していた
12日、ビットコインは急落した後、大きな回復を見せました。
しかし、この回復を疑う人がいるようです。
今回の反発によって上昇が始まるかというと、
そうではないかもしれません。
著名仮想通貨アナリストのflibflib氏は、
取引所の停止や米資産運用会社グッゲンハイムの幹部が
売却することを促すようなコメントしたことがきっかけで
このような市場操作が引き起こされたと主張しました。
今回の回復は市場操作の失敗によって
起きたものであると指摘しました。
実際、グッゲンハイムのCIOでスコット・ミナード氏は
投資家に
「売却する時だ」
と、助言していました。
グッゲンハイムはグレイスケールを通じて
ビットコインを購入しようとしており、
当局から許可が降りるのを待っている状態です。
そのために価格を下げようと意図的に行っているのではないかと
批判の声が出ているようでした。
一部の仮想通貨取引所も批判が集まっている
大手仮想通貨取引所のコインベースとクラーケンにも
批判が集まっているようです。
ビットコインが下落している最中に、プラットフォーム上で
問題が発生し、トレーダーによる注文が行えない状態が
発生していたことが判明しました。
これについて、仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏は
「過去2年間に起きた暴落は、レバレッジをかけすぎた市場で
トレーダーの清算によって引き起こされたものだった。
しかし今回の暴落は仮想通貨取引所から始まり、
1ヶ所の取引所による機能停止が大きく増幅させた。
利益のために停止しなかったようだ」
と、今回のトラブルによって、市場全体に影響が出て、
価格の下落を加速させたと指摘しました。
しかし、ビットコイン研究者であるビジェイ・ボヤパティ氏は
コインベースの取引量は過去24時間で10万1200BTCを
超えていたとして、別の視点から評価していました。
今回の取引量が大きかったことは、多くの資本が
ビットコインに流れ込むことの証だろうと述べました。
■ネットの反応
急回復しても、再度下落しそうという声が多くありました
ビットコインの価格も高額であり、ボラティリティが大きいこともあり、
多くの投資家はなかなか手を出せない様子でした。
ビットコインの取引量が急増か?
要点
・ビットコインの取引量が急増していた
・このペースが続くと、過去最高の取引量を更新するかもしれない
仮想通貨調査企業のメサーリによる調査で、
ビットコインの取引量が急増していることが判明した。
ビットコインの取引高が24時間で223億ドルに上り、
このペースが続けば、7日間平均で過去最高の600億ドルという数値を
2倍以上更新する可能性が出てきました。
また、仮想通貨データ提供企業スキューによると
調整期間中にサービスが一時停止したにも関わらず、
仮想通貨取引所コインベースの取引高は24時間で、
35億ドルとなったようです。
また、11日に95億ドルの取引高を記録しており、
これは仮想通貨取引所として過去最高記録となりました。
この取引量が急増したのは、
ビットコインが3万1000ドルから3万5000ドルに急反発したことが
要因で、この取引活動の多くがこのレンジで行われたと考えられるようです。
今回の記事のまとめ
■『急落したビットコインが急回復!? しかし、トレーダーは不安視している模様』について
・ビットコインが急落した後、急回復した
・資産運用会社グッゲンハイムが価格操作したのではないかと疑われている
・また、ビットコインの価格が下落中に仮想通貨取引所で取引ができないトラブルが起きていた
■『ビットコインの取引量が急増か?』について
・調査でビットコインの取引量が急増していた事が判明した
・このペースが続くと、7日間平均で過去最高の600億ドルを超えるかもしれない
先月から急騰、下落を繰り返しています
ボラティリティが大きい状況になっており、
多くの投資家はビットコインに手を出せない様子が伺えました
上昇の可能性もあるけど、下落の可能性もあるといった声が
今も出ているため、今後はどういった事がきっかけで
チャートが変動するのか注目するべきかもしれません