ビットコインは8月10日からジリ安となったものの、500万円台をキープしてしっかりの動きとなりました。
一方でNYダウは最高値を更新しており、強気相場が続くと、
今後ビットコインにも波及し追い風となる可能性があります。
ビットコインの8月11日の概況について解説します。
(この記事は8月11日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
8月10日午前からの動き
8月10日午前7時、503万円で推移していたビットコイン、午前9時に515万円近くまで上昇するも、
515万円の壁に阻まれてしまいます。
その後は動きが乏しく、11日午前1時には493万円の短期サポート近くまで下落します。
ただし、短期サポートはしっかりと機能し、その後反発をして、
午前7時現在は503万円の元の位置で推移している状況です。
NYダウ最高値更新は追い風!?
チャートはNYダウの日足チャートですが、本日の動きで先月つけた最高値を更新しています。
NYダウとビットコインの動きに正の相関を見つけることは難しいですが、
今回NYダウが上昇をしているのは、金融政策引き締め見通しがマイルドになったためビットコインシナリオにも影響を及ぼしています。
ビットコイン価格が昨年11月から上昇していたのは、
- バイデン政権が財政出動をして更に金融緩和が行われる見通しだった
- 消去法的に機関投資家の資金が仮想通貨に流入した
ことが起因としていましたが、5月後半からの利上げ見通しで、
ハイリスク資産のビットコインからいち早く資金が流出し下落へと繋がっていました。
現在は再びシナリオが最初に戻りはじめているため、
再び3万ドル割れなどといった過度な不安シナリオは馴染まなそうです。
NYダウが上昇している内は金融引き締めが遠のき、ビットコインに追い風となるため、
5月-6月の弱気はリセットした方がいいでしょう。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポートが492万円の位置で止まっています。
短期サポートをブレイクすると、中期サポートの469万円を目指す可能性があるでしょう。
レジスタンスは短期レジスタンスが517万円の位置にありますが、午後からは512万円に降りていきます。
明日までに直近高値を更新しておかないと、調整が長引く可能性があるため、
本日の日本時間の立ち上がりが重要です。
まとめ
ビットコインは下落基調だったものの、500万円台をキープする動きとなりました。
NYダウ最高値更新の勢いは、金融緩和継続の安心感から、ビットコイン価格に追い風となっていきそうです。