ビットコインは550万円の節目回復に失敗する結果となりました。
ドルベースでは8月22日に付けた49800ドルを上回り、50500ドルまで値を伸ばしましたが、
日本市場では448万円の中期レジスタンスに阻まれ、550万円手前で足踏みする形となっており、
この動きを受け、本日から日本時間に上値が重くなるシナリオが考えられます。
ビットコインの8月24日の概況について解説します。
(この記事は8月24日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
8月23日午前7時からの動き
8月23日午前7時、534万円で推移していたビットコイン、
先物市場が開いてからの日本時間の立ち上がりは元気に上昇していきます。
午前10時には543万円の短期レジスタンスをブレイクし、
ドルベースでは5万ドルの節目を超え、50500ドルまで値を伸ばしていきます。
ただ、円ベースでは現物の売りが重く、548万円の中期レジスタンスは超えることができません。
550万円手前で失速した形でNY時間になり息切れ、24日午前5時に537万円まで下落した後、
午前7時現在は543万円で推移しています。
本日から日本時間に重くなる?!
ドルベースでは5万ドルの節目を超えて、50500ドルまで値を伸ばしたのにも関わらず、
現物の日本円市場はついてきませんでした。
日中、ドルベースでは2.5%上昇しているのにも関わらず、
日本円の現物市場がついてこなかったため強気が削がれた形です。
日本市場では5月の暴落中、日本時間に逆張りの高値掴みがみられましたので、
ここに来て日本の節目の550万円で本格的な『やれやれの売り』が出てきた可能性があります。
一過性ではなく今後もしばらくは日本時間に重くなる展開が続くかもしれません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、午後から短期サポートが535万円の位置まで切り上がります。
日本時間から下値を掘っていく展開になった場合、短期サポートをブレイクし、
中期サポートの524万円が意識される展開になるかもしれません。
レジスタンスは中期レジスタンス、短期レジスタンスが550万円の位置に残っています。
昨日の重さを払拭するような強気の動きが欲しいところですが、
不穏な動きをしていますので急落にも注意が必要です。
まとめ
ビットコインは550万円で弾かれると展開になりました。
日本人によるやれやれの売りが出てきていると考えられ、今後も日本時間に重くなる可能性がありそうです。
本日はサポートもブレイクされやすく、日本時間からの下落には注意が必要です。