ビットコインの週明け相場は引き続き軟調な推移となっています。
上昇とも下落とも言えないスッキリしない相場で、9月6日以降の米国雇用統計、
9月7日の中米エルサルバドルの法案施行の混乱を警戒しているような動きです。
現在の動きが足元の懸念を反映しているとすると、動きが出てくるのはエルサルバドル法案施行後の来週以降、
足元では既に下落基調に入っているかもしれません。
ビットコインの8月31日の概況について解説します。
(この記事は8月31日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
8月30日午前7時からの動き
8月30日午前7時、531万円で推移していたビットコイン、
先物市場が開くともに535万円まで上昇するも、あっという間に叩かれる展開になります。
午前8時以降は徐々に下落、午後1時には521万円まで下落し、
短期サポートスレスレのラインに落ち込みます。
午後10時に再び短期サポートを割れる水準に近づきますが、
済んでのところで短期サポートは維持され8月31日午前5時に531万円まで戻すも、
午前7時現在は522万円に戻り底値横ばいで推移する展開です。
一度上昇してから下落する、買い手が容易に抑え込まれるような展開が続いています。
エルサルバドル法案施行後に動きか?
現在の動きは悪材料が出ることを警戒している可能性がありそうです。
足元で大きな悪材料となりそうなのは、9月6日の米国雇用統計、9月7日のエルサルバドル法案施行後の動向が警戒されます。
エルサルバドル内では法案に反対する動きが強く、一筋縄ではいかない可能性があるでしょう。
法案施行が上手くいかなかった、もしくはエルサルバドル内で、
ビットコイン決済が盛り上がらないスタートだった場合は失望の売りで下落する事があるかもしれません。
もちろん、相場はニュースを先読みをしていくため、本日の段階から500万円を割れる可能性もありそうです。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは短期サポート、中期サポート共に520万円に集中しています。
520万円を割れると、節目の500万円手前まで売り込まれる懸念が出てきそうです。
レジスタンスは連日、一瞬の買い上げが発生するため、中々下がって来ず、538万円の位置に残っています。
この位置をブレイク出来れば、上への道は見えるかもしれません。
まとめ
ビットコインは週明けも軟調な動きとなっています。
上昇しても直ぐに売られる悪い展開が続き、エルサルバドル法案施行後を警戒しているような動きです。
下落局面に入っているようで、本日中にも500万円割れに注意しましょう。