ビットコインの方向感が依然として出てきません。
2017年10月からの時間足データで検証したところ、8月10日以降の動きは、
従来平均の3分の1程度の時間でトレンドが切り替わり、かつ値幅も平均より半分以下になっている結果が出ており、
方向感が全くない異例の動きが数値上でも確認されました。
ビットコインの9月1日の概況について解説します。
(この記事は8月31日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
8月31日午前7時からの動き
8月31日午前7時、527万円で推移していたビットコイン、
全く元気がなく午前9時には512万円まで下落します。
あく抜けのためにこのまま500万円を試してたほうが良さそうでしたが、普段通り欧州時間で中途半端な反発をして528万円まで戻す動きになるも、
この動きも尻すぼみになり9月1日午前7時現在、515万円に下落して推移しています。
上昇も下落も以トレンドが異常に短い、ここ最近の方向性皆無の動きが依然として継続しているようです。
8月は異例の動き!トレンド継続時間が従来平均の3分の1に!
方向感の全くない動きが続いていますが、8月の動きを数値で検証したところ、
中旬以降は数値上もトレンド継続時間が従来平均より3分の1程度、
動きの幅も従来平均の半分以下と言うこと確認されました。
通常、相場はチャートのように時間足でも山を確認し、下落トレンドに入り谷に到達し、
再び上昇トレンドになり山を確認し、山はレジスタンス、谷はサポートとなっていきます。
8月10日以降の動きは、トレンド継続の時間が異常に短く、
2017年10月からのデータ平均から大きく乖離した検証結果になっています。
極端に言うと、日本時間強気→欧州時間弱気→NY時間強気のような、
8時間置きにトレンドが替わることがある動きのイメージです。
この動きを念頭に入れ、飛び跳ねたところについていくのではなく、
サポート、レジスタンスを厚めに持っていたほうが惑わされにくくなるか、
もしくは逆張りのデイトレードの方がパフォーマンスが良くなりそうです。
9月以降も方向感が無い動きになる可能性もあり、一度相場から離れてもいいかもしれません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、510万円割れの位置に短期サポート、中期サポートが発生しています。
日本時間から下がると、500万円の攻防に移りそうです。
レジスタンスは中途半端な戻しを繰り返していることから、
短期レジスタンスが530万円の位置であまり落ちてきません。
基本は上値が重く、下げの方が強そうですが、相応のところでは反発の動きも出るでしょう。
まとめ
ビットコインの8月の動きは、トレンド継続時間が従来平均の3分の1以下になる、
異常な動きだったようです。
方向感の無い相場は9月〜10月も続く可能性があり、一度相場から離れてもいいかもしれません。